県教委は30日、窃盗罪で逮捕、起訴された知立市立知立中教諭、田口直樹被告(26)を懲戒免職処分にした。また書店で書籍を万引きした県立佐屋高の男性教諭(50)と、パチンコ店で女性店員の尻を触り県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された西尾市立西尾中の男性教諭(39)の2人を停職6カ月の懲戒処分にした。
県教委によると、田口被告は7月、岡崎市内のアクセサリー店で3万8000円相当のブレスレットを盗み、リサイクルショップで換金したとして逮捕、起訴された。佐屋高教諭は今月9日、名古屋市内の書店2カ所で思想書や哲学書など16冊計約2万4000円相当を万引きした。西尾中教諭は8月21日、高浜市内のパチンコ店で女性店員3人の尻を手の甲で触ったとして、名古屋地検岡崎支部に書類送検された。佐屋高教諭と西尾中教諭は10月1日付で依願退職する。
県教委の古田伴弘管理部長は「学校や教職員に対する県民の信頼を損ない申し訳ない」と陳謝した。【加藤潔】
毎日新聞 2011年10月1日 地方版