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内川、涙の“初V”びっくり胴上げに「仲間と認められたかな」

デイリースポーツ 10月2日(日)7時36分配信

内川、涙の“初V”びっくり胴上げに「仲間と認められたかな」
拡大写真
 Vサインをしてナインに胴上げされる内川(撮影・金田祐二)
 「西武0‐3ソフトバンク」(1日、西武ド)

 万感の思いでグラウンドを見つめた。自身“初優勝”を間近にした九回、途中交代しベンチに座っているソフトバンク・内川の目が光った。1年間、チームの勝利のために戦った思いが涙に変わった。

【写真特集】内川、悲願の美酒濡れ!ソフトB歓喜のビールかけ

 横浜から「優勝」の2文字を求め、FA権を行使し、ソフトバンクに移籍した。「覚悟して来た。そういうシーズンだったので、いろんな思いがこみ上げてきた」。マウンド付近では胴上げもされた。「びっくりした。仲間として認められたのかな」と新天地で受け入れてくれたナインに感謝した。

 開幕直後からノンストップで打ちまくった。交流戦ではMVPを獲得。殊勲安打(先制打、同点打、逆転勝ち越し打、サヨナラ打)は133試合でチームトップの24本。勝負強さでけん引した。

 主力選手にもかかわらず“いじられ役”だ。シーズン中盤、西武ドームの長い階段を上り終えた後、バッグが重いので開けてみると、なぜか消化器が入っていた。慌てて元の場所に戻したが「少し重いと思ったんだけど…」と笑い飛ばす。同僚の“いたずら”だったが、ムードメーカー的な役割を果たすことで、チームになじんだ。

 打率・336。中日、ロッテで活躍した江藤慎一以来、史上2人目の両リーグ首位打者も視界に入り、シーズンMVPの有力候補だ。今や鷹不動の「3番」。ポストシーズンでも、その実力を発揮し、まずはCS突破。鷹の「負の歴史」を内川が終止符を打つ。


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最終更新:10月2日(日)8時27分

デイリースポーツ

 

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