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[事件]ニュース
朝鮮学校教科書 まるで機密文書、消えた「拉致問題」…コピーだけで審査パス
2011.10.2 01:32
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それでもその後、学校側が日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認めたことを明記した副教材を使い、めぐみさん拉致を描いた映画を上映するとしたことで、県が補助金継続を決めた経緯がある。それが支出の前提である訂正さえ裏付けが取れないことになっている。
■再調査の予定なし
朝鮮学校の教科書は全国一律で改訂されるため、学校側は当初、「(次の改訂時期の)平成25年までは改訂は難しい」としていた。だが、学校側は5月に訂正箇所のコピー2枚を提示し、「4月から既に生徒に配られている」と回答した。
しかし、県が確認したのはコピーだけで現物は見てもいないが、県は「学校側が『教科書のコピー』といった言葉を疑っていない」とし、改訂版が使われているか再調査する予定はないという。
朝鮮総連は校長を通じ、生徒に「教科書を外部に見せるな」と指示しており、北朝鮮問題に取り組むNPO「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)代表の李英和(リ・ヨンファ)関西大教授は「教科書を『機密文書』のように扱うこと自体、教科書に問題があると認めたようなもの。訂正したなら速やかに公開すべきだ」と批判する。
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