10月1日の東京都暴力団排除条例の施行を前に、プロボクシング界で新たな不祥事が30日、発覚した。亀田ジムの主催で8月31日に東京・日本武道館で行われたダブル世界タイトル戦のリングサイドで、指定暴力団員が観戦していたことを警視庁が確認。財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)を通じ、亀田ジムに厳重注意を行った。タレントの島田紳助さん(55)の引退、中央競馬元調教師の河野通文さん(61)の免許剥奪に続き、激震が襲った。
亀田ジムと亀田プロモーションの関係者はこの日、サンケイスポーツの取材に応答しなかった。今回の防衛戦は興毅にとって初の武道館開催。当日は9500人の観衆を集め、亀田プロモーション社長も務める興毅は翌9月1日の一夜明け会見で「みんなが来てくれてうれしかった。興行としては100点満点」などと話した。
(紙面から)