'11/9/30
無免許運転県議の有罪確定
道交法違反(無免許運転)の罪に問われた正木篤広島県議(60)=広島市安佐北区選出=を懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役8月)とした広島地裁判決について、広島地検は29日、控訴しないと明らかにした。同日が控訴期限で、正木県議も控訴せず、30日午前0時に有罪判決が確定。地検は「控訴の必要性がないと判断した」としている。
公選法と地方自治法は、禁錮以上の実刑判決が確定した場合、県議を自動失職すると規定。地裁判決は執行猶予付きのため、失職しない。正木県議は複数の支援者に県議を続ける意向を示し、28日には控訴しない考えを県議会事務局に伝えた。
県議会の林正夫議長は「有罪判決は極めて重い。県民や県議の信頼を失った状態で議員活動を続けることは困難だ」と強調。辞職勧告を2度決議した県議会として、正木県議から説明を受ける場を設ける意向を示した。