尾道市出身の漫画家かわぐちかいじさん(63)＝東京都小金井市＝の初の展覧会「マンガ表現とその現場」が１日、尾道市西土堂町の市立美術館で始まった。同美術館と中国新聞備後本社の主催。１１月２７日まで。

　代表作「沈黙の艦隊」「ジパング」「太陽の黙示録」など２５作品の原画３１６点を展示し、１９６９年のデビューから年代順に歩みを紹介している。キャラクターのパネルを並べたコーナーもあり、体つきや目の大きさなどで約４０年間の絵の変遷もたどれる。

　午前９時の開幕式典ではかわぐちさん、平谷祐宏尾道市長、中国新聞備後本社の兼重収代表たちが、テープカットした。

　１０日を除く月曜日休館。午前９時〜午後５時（８日は午後８時まで）。一般７００円、大学・高校生５００円、中学生以下無料。同美術館＝電話０８４８（２３）２２８１。

【写真説明】かわぐちかいじさんの原画に見入る来館者