松山市発注の松山中央公園駐車場舗装工事の入札に絡む情報漏えい容疑事件で、県警捜査2課などの合同捜査本部は1日、落札に有利な情報を漏らした不正行為の見返りに現金を受け取ったなどとして、加重収賄と地方公務員法違反の疑いで同市勝山町1丁目、市総務部技術管理課主幹山田守容疑者(51)を再逮捕、贈賄の疑いで同市河野中須賀、土木建築会社「北条建設」社長中野真由美(43)と、同市山越4丁目、同社取締役白方克典(48)の両容疑者を再逮捕した。
捜査2課などは同日午後から、30人態勢で松山市役所河川水路課など数カ所を家宅捜索した。
容疑は、山田容疑者は、2010年7月~11年2月の間に、同市河野中須賀の北条建設事務所で職務上知り得た秘密を漏らし、10年7月~11年5月の間に、松山市の公共工事に関して職務上不正な行為をしたことに対する謝礼の趣旨と知りながら現金計十数万円を賄賂として受け取った疑い。中野、白方両容疑者は同趣旨で現金計十数万円を渡した疑い。
捜査2課によると、3容疑者とも容疑を認めているという。