NHK愛媛県のニュース　松山放送局

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松山市の職員ら３人を再逮捕

松山市発注の土木工事に関する情報漏えい事件で、情報を提供していたとされる松山市の職員が業者から現金あわせて１０数万円を受け取っていた疑いが強まったとして警察は１日、この職員を加重収賄などの疑いで再逮捕するとともに、現金を渡したとされる土木建設会社の社長ら２人を贈賄の疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは▼松山市役所の技術管理課主幹山田守容疑者（５１歳）と▼松山市河野中須賀にある土木建設会社「北条建設」の社長、中野真由美容疑者（４３歳）、▼取締役の白方克典容疑者（４８歳）のあわせて３人です。
警察の調べによりますと、山田主幹は９月３０日、地方公務員法違反の罪で起訴された情報漏えい事件のほかに去年からことしにかけて入札が行われた松山市発注の河川水路工事などあわせて４つの公共工事の設計金額が書かれた書類を中野社長らに渡してその見返りとして去年７月ごろからことし５月ごろまでの間に、現金１０数万円を複数回にわたって受け取った加重収賄の疑いがもたれています。中野社長と白方取締役は現金を渡したとしてそれぞれ贈賄の疑いがもたれています。
調べに対して３人は容疑を認めているということです。
警察は１日、松山市役所や北条建設などを捜索し、余罪や動機についてさらに調べを進めています。松山市の職員が再逮捕されたことについて野志克仁市長は「改めて深くおわびを申し上げます。職員一丸となって信頼回復に努め、処分については事実を確認のうえ、速やかにかつ厳正に行いたい」というコメントを発表しました。

10月01日　17時55分

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