えっ!あのピンク・レディー「宝石箱」が大復刻???
みなさんはあのゴージャスだったアイスクリーム、「宝石箱」を憶えているだろうか。このブログでも数回に渡って記事にしたことがあったりもする、いわば、自分にとっては思い入れのかなりふか〜い昭和のアイスクリームのひとつでもある。そもそも「宝石箱」とは一体なんぞや...?という人もいるかもしれないので、ちょっと補足しておくことにする。 ●昭和53年に雪印より発売 ●当時、大人気だったピンク・レディーがCMに出演(後に大地真央バージョンもあった) ●ピンク・レディーのシングル「モンスター」のB面に収録された「キャッチリップ」の替え歌バージョンがCMソングとして使用された ●宝石のようにキラキラと輝く氷の入った美しいアイスクリーム ●フレーバーはメロン、オレンジ、ストロベリーの3種類(地域限定で‘コーヒー味’なるものもあったとの情報アリ) ●当時(昭和53年)としては高価な\120、高級アイスとして庶民の憧れの的となる こんな特長を持ったアイスクリームだったのだ。そんな「宝石箱」が、なっなんと...
されたと聞いて、ビックリ!まっ、まさか...。これまでに復刻のリクエストが多数寄せられながら、思いっきりシカトされ続けた商品だ。そんな簡単に復刻されるハズは...と思い、早速ネットを使って調べてみることにした。 で引っかかってきた情報がコレ。 えっ?なに?「当たる」ってどういう意味??? そう実は、この度の復刻は商品としてのソレではなく、キャンペーン用景品としての復刻だったのである。え〜そんなぁ〜。なんなのさ、この中途半端な復刻の仕方は...。そりゃないよ〜。(笑) 今回の復刻元はLOTTE SNOW。現在、社で発売中の「雪印北海道バニラバー」販売促進用のキャンペーンとしての復刻であり、その記述によれば... {1} 大きな「宝石箱」にカップアイスが12個 {2} メロン4個、オレンジ4個、ストロベリー4個の3種入り ふむふむ...。フレーバーは昭和53年当時とまるで一緒だな。(笑)ビジュアルは...うん、ちょっとカップの形状が当時モノとは明らかに違い...ちと安っぽさが漂ってるか...。(笑) そして気になるゲット方法は2種類。いずれもアイススティックに刻印されたマークによって決められ... ●もれなくもらえる「かならずもらえるコース」→北海道マークが出たら大あたり→即ゲット〜! ●抽選で当てる「あつめて当てようコース」→牛マーク1匹につき1ポイント→4ポイント分集めて応募 という仕切りがあるらしい。「かならず...」コースは500名様、「あつめて...」コースは抽選で1000名様...しかし、こちらはあくまでも‘抽選’である。(笑) いずれも期間は2007年の3月31日までで、「かならず...」コースは3月31日までの毎月末日が応募締切なのだが、「あつめて...」の方は...
って...。あらら、2回しかないのぉ?しかも第1回はすでに‘思いっきり’締め切られてるし...。(笑) 昭和のアイスクリーム業界にセンセーショナルな話題を提供し、高級アイスクリームとしての地位を獲得しながらも、いつのまにかにその姿をくらましてしまった「宝石箱」。だからこそ根強いファンも数多く、未だに復刻希望人気は抜群なのだが...。その人気者をエサにし、そこまでして「雪印バニラバー」を食わせたいのか...と恨み節をかましたくなるような、なんとも解せない...今回の「宝石箱」復刻劇なのである。 こんな釣りはやめて頂き、市販の‘商品’として、めでたく‘復刻’と相成ってくれはしないものだろうか...。(涙) |