事件【山口組組長 一問一答】(上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」+(2/5ページ)(2011.10.1 12:00

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【山口組組長 一問一答】
(上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」

2011.10.1 12:00 (2/5ページ)
府中刑務所を出所し、JR品川駅の新幹線ホームに向かう山口組の篠田建市組長=2011年4月9日

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府中刑務所を出所し、JR品川駅の新幹線ホームに向かう山口組の篠田建市組長=2011年4月9日

 --身分政策というのは?

 われわれの子供は今、みんないじめにあい、差別の対象になっている。われわれに人権がないといわれているのは知っているが、家族は別ではないか。若い者たちの各家庭では子供たちが学校でいじめにあっていると聞いているが、子を持つ親としてふびんに思う。このままでは将来的に第2の同和問題になると思っている。一般の人はそういう実態を全く知らない。ただ、山口組というのは窮地に立てば立つほどさらに進化してきた。昭和39年のときもわれわれの業界は終わりだといわれていた。ところがそれから1万人、2万人と増えた。弾圧といえば語弊があるが、厳しい取り締まりになればなるほど、裏に潜っていき、進化していく方法を知っている。今後一層、襟を正すために勉強し、山口組は進化していく。だが、裏に潜ることは山口組としてはあまりよしとしていない。任侠を守っていこうとしているが、取り締まりが厳しくなればなるほど、潜っていかないといけなくなる。それを一番危惧している。暴排条例ができたこと自体はまったく心配していない。

 --今後、山口組をどのように運営していくつもりなのか。広域暴力団という形を捨てたり、解散したりする考えはないか

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府中刑務所を出所し、JR品川駅の新幹線ホームに向かう山口組の篠田建市組長=2011年4月9日
出所する司忍6代目山口組組長を取り囲む警察官ら=2011年4月9日、東京・府中刑務所(古厩正樹撮影)
府中刑務所を出る司忍6代目山口組組長を乗せた車=2011年4月9日、東京都府中市(古厩正樹撮影)
山口組総本部の家宅捜査を終えて出てくる捜査員ら=2009年12月04日、神戸市灘区
山口組総本部に家宅捜査に入る捜査員ら=2009年12月04日、神戸市灘区

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