成功を収めたIT企業の華麗なピボット(方向転換)まとめ
「ピボット」とは方向転換のこと。成長しているIT企業にはピボットを経験して、強みを持つ分野にフォーカスできたという例が多いらしい。最近増えているピボットに関する記事からいろいろな事例をまとめてみました。
更新日: 2011年09月30日
「ピボット」とは方向転換のこと。成長しているIT企業にはピボットを経験して、強みを持つ分野にフォーカスできたという例が多いらしい。最近増えているピボットに関する記事からいろいろな事例をまとめてみました。
更新日: 2011年09月30日
◆動画共有サイト「YouTube」
もともとデート市場をターゲットにした動画サイトだった
けれど、ユーザが可愛いネコの動画をアップロードするようになってPivot(方向転換)した。
◆共同購入クーポン「Groupon」
ファウンダー、Andrew Masonが2007年にローンチした”The Point”はソーシャルグッド系のサービスで、一定以上の賛同者が集まって初めてその賛同者たちの寄付が獲得できるというものでした。
Grouponは”The Point”のサイドビジネスとして始まりましたが、そのマーケットの大きさと成長性ゆえ、Grouponがメインのビジネスとなることとなりました。
◆決済サービス「PayPal」
PayPalの設立時のサービスは、当時人気があったハンドヘルドPC”Palm Pilot”への送金が可能なサービスを提供していました。
しかし、同時に提供していたeメールアドレス宛の送金機能がほとんど全てのECサイトでも利用可能であったことから、事業の拡張性にフォーカスしたPayPalはこの機能に絞り込んだサービス提供を行って成功します。
◆空きスペースのマッチングサイト「AirBnB」
AirBnBの当初のアイデアは、主にベッドや部屋の貸し借りだった
が、“あらゆるスペースの貸し借り”へとビジネスモデルを転換した。イギリスのお城を1つをまるまるごと一夜2000ドルで結婚式などのために貸し出すという物件や、客船を貸し出す登録、エスキモーのイグルー(かまくら)のような特殊なものまであるという。
◆写真プリントサービス「Picwing」
当初、実はLinuxベースのWiFiデジタル・フォトフレームを作っていました。
「代わりに実際のプリント写真を送るようにサービスを変更したんです。おじいちゃんやおばあちゃんは、やっぱり手に持ったり冷蔵庫に貼っておける紙の写真のほうがデジタル写真より好きなんですよ
◆ミニブログ「Twitter」
Twitterを開発したJack Dorseyなどのメンバーは元々、Podcast検索サービス”Odeo”の運営、開発を行ってきていました。当時はまだ、Podcastを調べるようなサービスがなかったためです。
しかし、iTunesがその機能を果たし、そのマーケットの需要が低下する中で新たなサービスが模索され、その結果として生まれたのがTwitter(当初はTwttr)でした。
◆クラウドストレージ「ZumoDrive」
ZumoDriveを提供するZectorは、元々オンラインでバージョン管理が可能な文書保存スペースを提供する「Versionate」というサービスを2007年1月から提供していた。
しかし、その後、Zectorはオンラインストレージ市場へ軸足をシフトする。
◆携帯電話キャリア「NOKIA」
実はこのフィンランドの会社の創業は、1865年のことであり、携帯事業への参入自体が”Pivot”の実例であったりします。
それまでのNokiaはゴム長靴から家電、パソコンまで様々なものを製造してきた会社であり、携帯や通信事業へ経営資源を集中させたのは1990年代のことでした。
◆写真共有サービス「Flickr」
FlickrはゲームスタットアップであるLudicorpがロール・プレーイング・ゲーム(RPG)を開発している途中で発見された、写真シェアーの問題を大きく解決するソリューションであった。
会社設立者のCaterina Fakeと夫のStewart Butterfieldがこのソリューションに大きな未来を感じ、きっぱりゲーム製作を辞め、写真シェアーサービスにフォーカスし始めたのだ。
◆写真共有サービス「Instagram」
Instagramの前、現在地や写真を共有できるソーシャルチェックインアプリをつくった。
自分たちに質問を投げかけてみた。「もし、Burbnのコアな機能をひとつだけ残せるとしたら、何を残すか」。ユーザは写真を共有するためにアプリを活用していることがわかった。そこで、写真共有ができる位置情報サービスから、なかなか便利な位置情報機能を持つ写真共有のサービスにpivotした。
◆ソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」
Facebookが当初ターゲットしたのはカレッジの学生で、サービスは学生を中心に拡大します。
全米の80%から90%の学生がFacebookアカウントを取得しているという状況になったとき、Facebookの最初のPivotが訪れます。企業へのアカウントの開放です。
◆バーチャルDJサービス「Turntable」
Turmtable.fmのチームが以前、開発に注力していたのは、バーコードに音源や動画、写真、文章などを貼付けることができる”Stickybits”というサービス。
◆ゲーム会社「任天堂」
任天堂は創業された19世紀後半当時、『花札』を作っていた会社でした。任天堂は20世紀にかけて、様々なビジネスを展開し、タクシー事業やホテル経営などを行なっていた時期もありました。
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