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2011年9月30日23時16分

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東電の賠償請求書、簡略化せず 手引を10月初旬発送

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 東京電力の広瀬直己常務は30日、原発事故の損害賠償請求書の記入を助ける手引をつくり、10月初旬に被害者へ送ることを明らかにした。東電が作成した請求書は60ページ近く、案内冊子も156ページと分厚い。被害者から批判が出ているが、東電は請求書を簡略化せず、手引で対応する。

 手引は1、2ページ程度。「避難先は避難所か、ホテルか」「一時帰宅時に家財道具を持ち出したか」など10項目ほどの質問を設け、該当する選択肢をチェック。そのうえで東電から窓口や電話で説明を受けながら、請求書に記入する。説明要員は現在の600人を1700人に増やす。

 広瀬常務は「社内での手続きや機械処理を考えてつくり、記入する側に思いをはせることができなかった」と釈明した。

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