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東日本大震災:福島・飯舘でプルトニウム検出 笠井篤氏の話

 ◇今ごろ発表、遅い--笠井篤・元日本原子力研究所研究室長(放射線防護学)の話

 直接人体に影響する量とは思わないが、プルトニウムは水に溶けにくく、呼吸で肺に入った場合、内部被ばく線量が高くなる。土壌だけでなく、大気中のプルトニウムも測るべきだ。また、ストロンチウムは水に溶けやすく、食物を通じて体内に入った場合、骨に沈着して体内に長くとどまるため内部被ばくの危険性が高い。農作物の検査にストロンチウムも加えるべきだ。あれだけの爆発だから遠くまで飛散するのは不思議ではない。今ごろ発表するのは遅い。

毎日新聞 2011年10月1日 東京朝刊

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