三菱重工業がサイバー攻撃を受けた問題で、ウイルスに感染したパソコンやサーバーには防衛省の装備品に関する情報が入っていたことが分かりました。
三菱重工業では、自衛隊の護衛艦などを建造している11の施設のサーバーやパソコン83台が、「トロイの木馬」と呼ばれるコンピューターウイルスなどに感染したことが確認されています。その後の警視庁への取材で、ウイルスに感染した83台のうちの一部に防衛省から発注を受けた装備品関連の情報が入っていたことが新たに分かりました。これらの情報が防衛機密にあたる可能性もあり、警視庁は30日に三菱重工業からの被害届を受理しました。国際的なスパイ事件として本格的な捜査に乗り出す方針です。