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「人は何を考えているときが一番幸せか?」 脳波スキャンで解明される
何を考えていると、幸せになれるのか?
「どうしたら、幸せになれる?」
私たちは毎日、こう考えながら生きています。
しかし、答えはなかなか見つかりません...。
このモヤモヤとした人生のテーマともいえる難題に、科学的なアプローチを試みた人がいます。Googleの研究者のチャディー・メン・タンです。
彼は、さまざまな人の脳をMRIでスキャンし、「何を考えているときに、人は一番幸せになるか」を調べていきました。
世界で一番幸せな人はナント......
その研究のなかで、彼は「科学で測定できる最高レベルの幸福度」をもつ人に出会いました。つまるところ「世界一、幸せな人」です。
「世界一、幸せな人」というと、あなたはどんな人を想像しますか?
大金持ち?有名人?美人?イケメン?才能あるアーティスト?
びっくりすることに、その人物は「僧」でした。
その名も、マチュー・リーカル。
世界一幸せな「僧」が考えていたことは?
マチュー・リーカルは、幸せな脳波をだしたとき、いったい何を考えていたのでしょう?これはとても、気になります!
彼は僧です。
きっと札束を数えているときではないだろうし、エッチなことでもなさそうです。僧になるぐらいなので、それほど自己顕示欲もなさそうなので、チヤホヤされているときでもないでしょう。顔もそんなにイケメンではありません。
......答えは、なんと驚くことに、「思いやり」の心だったそうです。
人は「思いやり」の心をもつときに、もっとも幸せになれるのです。
記憶を振りかえると「思いやり」は幸せだ。
ピュアな「思いやり」を感じたときに、幸せを感じる。
こうした経験は、あなたにもあるかもしれません。
お子さんがいる方は、スヤスヤ眠る寝顔に胸キュンしたことがあると思いますし、恋人やパートナーに、無条件で無邪気なラブを感じて、ホンワカしたことがある人もいると思います。熱心に人助けをしているときに、感じる幸せもあるでしょう。
自分の経験を思い返してみればわかるとおり「思いやり」の幸福感は絶大です。
反省。自分の毎日は「逆・思いやり」ばかり。
一方で私たちの日常生活をふりかえると「逆・思いやり」ばかりで、とても損をしていたことに気がつきます。
テレビやネットをみては気に食わないものにケチをつけ、仕事では自分中心に考え、議論やケンカをすれば我を通し、「自分をもっと認めてほしい!」と心のなかで叫んでいます。ここには「思いやり」がないので、幸せはありません。
自分を動かすエンジンを「思いやり」に変えよう。
エンジンを「思いやり」に変えるメリット
自分を動かすエンジンを、ピュアな「思いやり」に変えるだけで、次のようなメリットがあります。
- 「自分の思い通りにならない!」という欲求不満が減る
- 人の悩みのほとんどは、「自分の思い通りにならないこと」。お金がない、結果がでない、愛されない、尊敬されない。「自己中心」から「思いやり」にエンジンを変えようとするだけで、この種の悩みはけっこう解消される。
- プロセスを楽しめるようになる
- 私たちは何ごとも、結果の良し悪しで満足・不満足を決めてしまっている。しかし、そこに「思いやり」があれば、そのプロセス自体を楽しんで、幸せになれる。「天才は努力家に負け、努力家は楽しむものに負ける」という言葉もあるように、楽しんだもの勝ちだ。
- 人に好かれ、努力が実る
- 「私のことを認めてくれ!」と心のメガホンで叫んでいるうちは煙たがられ、あまり人には認めてもらえない。ピュアな思いやりで動き「この人は、みんなのためにやってくれているんだ!」と善意が自然に伝わるようになると、人に好かれ、助けられ、努力が実る。
自分を動かすエンジンをピュアな思いやりに変えよう
「あ、今、私は自己中心的だ」
「自分の正しさばかり主張して、思いやりがなかった」
「自分を認めて欲しい心ばかりが先行して、心が苦しい...」
そんな風に気がついたら、心を「思いやり」にチェンジ。
そうすれば、頭に幸せな脳波がではじめ、スカッとさわやかに、世界を明るくみれるようになれるはず。
This article is INSPIRED by
TED : チャディー・メン・タン: Googleには毎日思いやりがある