葉と落ち葉除去で放射線量半減…農水省指針
読売新聞 9月30日(金)20時22分配信
農林水産省は30日、東京電力福島第一原発事故で放射性物質が蓄積した森林の除染方法について、樹木の葉や落ち葉を取り除くことで放射線量を最大で半減できる、とする指針を発表した。
発表によると、原発から約60キロ・メートル離れた福島県大玉村の杉林のスギ3本について、木全体と地表から15センチの深さまでの土を合わせて調べたところ、葉に放射性セシウムの38%、落ち葉に33%が含まれていた。また、土壌からは17%、枝から11%、樹皮から1%が検出された。
同県郡山市内の森林で実際に落ち葉や下草を取り除いたところ、高さ1メートル地点の放射線量が約2割下がった。落ち葉も合わせて取り除くことで、木を伐採したり土壌をはがしたりしなくても放射線量を半減することが可能だという。
発表によると、原発から約60キロ・メートル離れた福島県大玉村の杉林のスギ3本について、木全体と地表から15センチの深さまでの土を合わせて調べたところ、葉に放射性セシウムの38%、落ち葉に33%が含まれていた。また、土壌からは17%、枝から11%、樹皮から1%が検出された。
同県郡山市内の森林で実際に落ち葉や下草を取り除いたところ、高さ1メートル地点の放射線量が約2割下がった。落ち葉も合わせて取り除くことで、木を伐採したり土壌をはがしたりしなくても放射線量を半減することが可能だという。
最終更新:9月30日(金)20時22分
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