サムライファクトリーは9月29日、イラストや漫画を描いている人にアンケート調査した「絵師白書2011」を公開した。「東京都青少年健全育成条例の影響は?」という問いに対し、半数以上の絵師が「表現に気をつけるようになった」など何らかの影響を受けていると答えた。
同人サイトでも利用が多いアクセス解析「NINJA TOOLS」を運営する同社が、ユーザーを対象に8月23日〜8月29日にかけてWeb上でアンケート調査を行った(昨年実施した絵師白書2010はこちら)。
初めてイラストをWeb公開した年齢は、12歳以下が13%、13〜15歳が24%、16〜18歳が21%、19〜22歳が18%、23〜29歳が12%、30歳以上が12%と、中学生時代が最も多かった。
「イラストや漫画の交流に利用しているWebサービス」で最も多かったのは「pixiv」(75%)で、2位以下は「Twitter」(55%)、「手書きブログ」(29%)、「mixi」(27%)、「TINAMI」(18%)、「ピアプロ」(10%)、「drawr」(8%)、「PIXA」(5%)と続いた。
東京都青少年健全育成条例の影響については、「自発的に表現を規制している」が16%、「自発的にやや表現に気をつけるようになった」が30%、「周りの影響から、やや表現に気をつけるようになった」が5%、「周りの影響から表現を規制されている」が3%で、半数以上が何らかの影響を受けている様子。「条例は知っているが特に気にしていない」は43%だった。
1回の同人誌即売会で最も売れた冊数は、「5冊未満」が13%、「5〜9冊」が8%、「10〜29冊」が25%と、30冊未満が約半数。「30〜49冊」は12%、「50〜99冊」は16%、「100〜299冊」は16%、「300〜499冊」は3%、「500〜999冊」は5%、「1000冊以上」は2%だった。
1回の同人誌即売会で最も売れた冊数をレイティングの有り・無しでクロス集計したところ、全年齢対象の同人誌では「10〜29冊」が最も多く28%。一方、アダルトなど年齢制限がある同人誌では「100〜299冊」が最も多く25%となり、「販売力に差があった」と同社は指摘している。
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