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【プロ野球】

巨人不覚、最下位・横浜に取りこぼし 西村、今季最短KO

2011年9月30日 紙面から

◆横浜5−2巨人

 “陰の柱”が崩れ落ちた。しかも、相手は最下位の横浜だ。先発の西村が今季最短の2イニング1/3でマウンドを降り、巨人がまたしても取りこぼし。3位確保には前進しているが、とても2強追撃とは言えないチーム状況になってきた。

 「はぁ〜」。試合後の記者会見に向かう原監督の口からはタメ息が漏れた。白星を計算していた試合を落としたのだから無理もない。ローテ入りした7月2日から7勝2敗と抜群の安定感を見せ、川口投手総合コーチも「内海と西村が中心」と信頼を寄せていた右腕がまさかのKOとなった。

 1回の先頭打者から6人中5人に3ボール。2イニングは無失点で切り抜けたが、結末は容易に予想できた。3回1死から4連打を浴び、あえなく降板。「最悪のパターンでした」とうなだれる西村に、指揮官も「(今季)一番良くなかった」と下を向いた。

 東野に続く先発右腕の背信投球。打線も今季初対戦の小林太を打ち崩せず、守備でもミスが目についた。5回には二盗と阿部の悪送球で三塁に進んだ走者を犠飛で簡単に生還させ、「4点差になったのは大きかったし、点の取られ方が良くない」と岡崎ヘッドコーチ。ツバメと竜の首位攻防が熱を帯び、虎は失速。上下ともに距離が開き、緊張感を失ったような戦いぶりだった。 (井上学)

 

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