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【社会】

被災の苦しみ胸に報道 マスコミ倫理懇閉幕

2011年9月30日 14時01分

マスコミ倫理懇談会で、意見が交わされた全体討議=30日午前、名古屋市中区のホテルで

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 新聞社や放送局、出版社などでつくるマスコミ倫理懇談会全国協議会の第55回全国大会は30日、名古屋市中区の名古屋東急ホテルで2日目の全体会議を開いた。東日本大震災と福島第1原発事故に関して「被災地の苦しみを忘れることなく、メディアとしての役割を引き続き果たしていく」とする大会申し合わせを採択して閉幕した。

 申し合わせでは、今回の震災報道で果たしている新聞や放送、出版の役割の大きさを再確認。専門的な内容になりがちな原発事故の報道は「政府、東電という情報源の壁を乗り越えたか、難解な問題を分かりやすく伝えたかなど反省点もあった」とした。

 その上で「今なお被災地は復旧・復興にはほど遠く、原発事故も収束していない」と指摘。報道機関の責務として、今後も震災や原発事故を息長く国民に伝えていくことを誓い合った。

 大会では震災や原発事故を受けて、全国の報道関係者がメディアの役割や責任を話し合った。採択に先立ち、原発事故報道や減災・防災報道、震災時の広告の在り方などを掘り下げた七分科会からの報告もあった。

(中日新聞)

 

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