6億円強奪 情報源隠す工作か
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6億円強奪 情報源隠す工作か

9月30日 11時57分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京・立川市の警備会社で現金6億円が奪われた事件で、逮捕された複数の男らは「主犯格の男から金庫の仕組みや暗証番号を事前に聞かされていたが、犯行の際は、警備員を脅して聞き出すよう指示された」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。警視庁は、内部事情に詳しい人物から情報を入手したことを隠そうとしたとみて調べています。

ことし5月、「日月警備保障」の立川市の営業所で現金およそ6億円が奪われた事件では、これまでに元暴力団員の小澤秀人容疑者(42)ら11人の男が逮捕されていて、警視庁は小澤容疑者らが犯行を計画したとみています。その後の調べに対し、複数の男らが「小澤容疑者らから事前に金庫の仕組みや暗証番号を聞かされていた。情報提供者との約束で、犯行の際は暗証番号を知らないふりをして警備員を脅し、聞き出すよう指示された」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。また、「小澤容疑者から犯行の日時を具体的に指示され、『営業所には数億円はある』と聞かされていた」とも供述しているということです。警視庁は、内部事情に詳しい人物から情報を入手したことを隠すため、手順を決めていたとみて調べています。