大手通信会社のKDDIは、携帯電話の3機種に使われている電池に発熱のおそれがあり、利用者が指にやけどをした事例もあったとして、問題の電池およそ201万個を自主回収することになりました。
KDDIなどの発表によりますと、自主回収するのは「ソニー・エナジー・デバイス」社製の携帯電話用のリチウムイオン電池およそ201万個です。電池の表面に傷がついたりへこみができたりしたものを使い続けると、内部がショートして発熱や発煙のおそれがあるということです。去年以降、会社には発煙などの報告が8件寄せられており、利用者が指にやけどをしたり、充電器の下の布団が焦げたりした事例もあったということです。問題の電池が使われているのは、カシオ計算機製の携帯電話「W52CA」と「EXILIMケータイW53CA」、それに日立コンシューマエレクトロニクス社製の「Mobile HiーVision CAM Wooo」の3つの機種だということです。KDDIは、30日から専用の問い合わせ先を設け、別の電池と交換することにしています。KDDIの牧俊夫執行役員は「お客様にご迷惑、ご心配をおかけしますことをおわびします。利用者に通知を出して回収を急ぎたい」と話しています。
問い合わせ先=0120-963-052、毎日(土日、祝日も含め)午前9時から午後7時まで。