国際オバマ大統領の広島訪問 外務次官「時期尚早」 ウィキリークス公開の米公電2011.9.26 18:08

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オバマ大統領の広島訪問 外務次官「時期尚早」 ウィキリークス公開の米公電

2011.9.26 18:08

 オバマ米大統領の平成21年11月の初来日を前に、当時の藪中三十二外務事務次官がルース駐日米大使に対し、原爆投下の謝罪のため大統領が被爆地の広島を訪問することに否定的な姿勢を示し、謝罪を目的としない訪問自体も「時期尚早」との考えを伝えていたことが26日、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で明らかになった。

 21年9月3日付の公電によると、藪中氏は同年8月28日にルース氏と会談し、「核兵器なき世界」を掲げたオバマ氏の広島訪問について、特に反核グループ内で期待が高まっていくとの見通しを示し、日米両政府でそうした世論の期待を抑えなければならないと伝えた。その上で謝罪目的の広島訪問が成功する見込みはないとの考えを示した。

 外務省顧問の薮中氏は産経新聞の取材に対し「外務省はウィキリークスの件でコメントしないので私もコメントしない」と語った。

 

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