9月26日〜29日 白神岳追良瀬川 | |||||
世界遺産白神山地の追良瀬川に出かけてきました。信州からは丸一日の電車による移動で秋田と青森の県境白神山地に向かいました。 |
人気の五能線です。 |
初日は能代の町でささやかな宴。東北の日本海の海の幸に舌鼓を打ち明日からの東北白神の沢の旅に思いをはせます。 |
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能代から長躯タクシーを利用して追良瀬川の入渓点に向かいます。沢スタイルに着替えていよいよ追良瀬川の沢旅の始まりです。 |
ぶなの林の中をとうとうと流れる清流が見も心も洗ってくれます。 |
太陽が差し込むと一気に沢が明るくなり心も体も嬉しくなってきます。水が輝いて眩しいくらいです。 |
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順調に五郎三郎沢の出会いに。傾斜の関係なのか黒部の渓とは比べ物にならないくらいパワーがありません。徒渉も全く怖くありません。あの黒部のような押し戻される感じが全くありません。 |
人面滝。この前の河原で一日目の野宿です。 |
キャンプ地は木の下なので結露もなく快適です。 |
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二日目も穏やかな沢歩きが続きます。太陽が顔を出すまでは寒いくらいでした。 |
水と戯れる楽しさを思い切り満喫。足を置く場所を考えながら歩くのも楽しいものです。 |
自然のありのままの姿を堪能しました。 |
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白神岳に真っ直ぐ突きあがるウズラ石沢が左から合流してきました。 |
たまには手を貸して。助け合いの精神もとても大事です。 |
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ミニゴルジュ。ちょっと楽しいところです。 |
源流部。藪沢という感じになってきました。つめが難しいと言うことですが素直に行けば問題ありません。 |
二日目の晩お世話になった避難小屋。非常に快適でした。 |
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こんな東北の山の中でもいろいろ携帯で指示を出す山のプロショップデナリのオーナー平野氏。今回最高のアシストぶりを発揮してくれました。ありがとうございました。彼の道具のカスタマイズには定評があります。道具のことなどでお困りの方は一度訪れてみては如何でしょう! |
白神岳の頂上部分。心和むいい雰囲気ですねえ!左の立派なのがトイレです。 |
白神岳の頂上に集まった今回のメンバー。いろいろな楽しいエピソードありがとうございました。楽しい山の想い出は愉快な素晴らしい仲間から生まれます。 |
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日本海に沈む夕陽。海に光の帯が。神々しい感じです。 |
朝日は反対側の山の上から。三日間天気にも恵まれました。どんなへぼなガイドでも天気がよければ救われます。太陽が沈んで昇るこんななんでもないことにも感動を覚えてしまいます。 |
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今日はのんびりとあの海岸線までぶなの林の中を歩くのみです。 |
ウエルネス椿山の駅の近くのレストラン。あまりにも人工的な綺麗さで今までの白神山地とのギャップに面食らいました。 |
リゾート白神に乗り弘前方面に電車のたびです。なかなか快適なハイブリットカーです。 |
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千畳敷海岸。観光列車なので充分海岸を散策できるくらい停車します。 |
海はとても綺麗です。 |
新青森の駅で軽く下山祝いをして日本最速の新幹線はやぶさで帰京の途に着きました。皆さん素晴らしい思い出を胸に心地いい新幹線のゆれに身をゆだねます。一番気持ちの和む気持ちのいい時間かもしれないですね!青森から約3時間あっという間でした。 |
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9月23日〜25日 穂高滝谷出合から第四尾根 | |||||
一夜お世話になる滝谷出合の避難小屋。出合から滝谷を目指すクライマーには貴重な避難小屋です。清潔で快適な小屋ですが何故かせっかくあった暖炉が何故か使用禁止に。残念です。 |
秋も不深まりつつあり冷え込んできたので外でささやかな焚き火を楽しみました。 |
長い一日と短い秋の日に備え暗いうちから出発です。 |
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雄滝の手前。台風の雨の影響なのかこの前より水かさが増えていました。 |
雄滝もけっこうな水が流れて迫力ありました。 |
第一難関の雄滝は雌滝との間のリッジの弱点からブッシュ帯に入り落ち口に至ります。 |
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第二難関のナメリ滝。ここは固く快適な登攀が味わえます。しかしここに至るまでの雪渓もちょっと嫌ですが。 |
1ピッチの終了点付近。 |
2ピッチ目ナメリ滝の落ち口付近です。太陽が差し込んできて眩しいくらいです。 |
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合流点の雪渓のところ。今回は左岸側から雪渓に這い上がりました。雄滝ナメリ滝間とこの雪渓の処理も出合から滝谷を目指すクライマーの実力が試されるところです。。 |
深い滝谷の谷にも眩しいほどの太陽が顔を出してくれました。 |
C沢に入れば概ね快適なルンゼ登りが楽しめます。でも落石には充分すぎるほどの注意が必要です。今回も日が当りだすとあちこちで石が落ち始めました。 |
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滝谷はもうすでに冬が始まりだしました。滝谷は秋を通り越してしまったようです。 |
縦走路が覆いかぶさってくるかのようです。ここまでくれば四尾根のスノーコルはまじかです。真上から照りつける真夏の太陽とは雰囲気が違います。 |
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四尾根は滝谷のなかで一番顕著な尾根です。 |
なたでそぎ落としたかのような四尾根とツルム。秋の空に映えます。 |
四尾根は高度感溢れる快適なクライミングが続きます。 |
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滝谷から見る大キレットと槍ヶ岳。 |
ツルムのコルへの懸垂下降。浮石があるので慎重に! |
出合の小屋を出て11時間、やっと稜線を越えて懐かしの涸沢を見下ろせました。10年働かさせてもらった涸沢には特別な思いがあります。胸ときめく気分になっていしまいます。 |
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夕映えの滝谷そして槍ヶ岳をバックに縦走路を満ち足りた気分を胸に穂高岳山荘に向かいます。 |
涸沢岳からの夕日。疲れた体には素敵な贈り物と成りました。 |
穂高岳山荘を見下ろすとびっくり!テントがびっしりと張られていました。今まで誰とも会わなかったので驚きですが、天気に恵まれた連休ですものね! |
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何とか明るいうちに山荘に着きそうなのでホッと一息です。 |
うーん賑やかな山荘前の広場。今まで自分達だけの静かな山を楽しんでいたのでなんか現実に引き戻された感じです。 |
山荘からの朝日。高い山の朝の雰囲気は最高な気分にさせてもらえます。空気も冷たくて気持ちよかった。 |
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大好きなジャンダルム飛騨尾根を見ながら下山します。 |
浮石が多くちょっと歩きづらい白出沢を滝谷の素敵な思い出を胸に次なる山への夢をたかりあいながら慎重に下りました。 |