第178臨時国会は30日、18日間の会期を終えて閉会する。
同日午前の参院本会議では、「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会法」が全会一致で可決、成立した。
東電福島原発事故の原因究明を行う調査委員会を国会に設置する内容だ。
同法は、衆参両院の承認を得た10人の民間人で構成する調査委が、原発事故の検証を行う内容。原案は野党提出法案だったが、民主党の要請で修正が行われ、調査委の上部機関に国会議員でつくる合同協議会を置き、国会が国政調査権を行使できる仕組みとなった。調査委は次期臨時国会で発足する見通しだ。