南海トラフ、地震に二つの周期か 津波の堆積物発見東海・東南海・南海地震が警戒されている「南海トラフ」沿いでは、約200年間隔と約100年間隔の異なる二つの周期で地震が起きている可能性があるとする研究結果を、大阪市立大の岡橋久世氏(現・香港大学)らの研究グループが30日までにまとめた。 グループは三重県で地層を調べ、これまで文献などで地震が確認されていない年代も含めて過去2400年間に十数回の津波によるとみられる堆積物を発見した。 国は、南海地震の30年以内の発生確率を60%程度などとしているが、グループの藤原治氏は「二つの周期が繰り返しているとすると、発生確率を変える必要がある」と指摘している。 【共同通信】
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