日経ネットマーケティング2010年11月号では、世界最大のSNS「Facebook」のマーケティング活用の可能性を探る特集「Facebook販(ファン)促術」を掲載した。
特集の中で、有力コンサルタントをネットワークした「デジタルコンサルティングパートナーズ」に、「Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか」「Facebookにマーケティング的な価値はあるか」という2つに質問を投げかけて、8人のコンサルタントから興味深い意見を得た(回答締め切りは10月4日)。誌面では意見の一部しか紹介できなかったため、ここで8人の意見をすべて掲載する。
本誌では、海外展開を強化するユニクロや、Facebookを使うことで事前の現地調査をほぼゼロにしてシンガポールへ出店したエスワンオーの事例などを詳細に解説した。また、日本での普及予測や、Facebookの主要な3機能を紹介している。
※本誌の定期購読、一部購入は「日経BP書店」から申し込めます。
■回答者一覧
- ADKインタラクティブ 代表取締役社長 横山 隆治 氏
「ブランドのファンページ活用はかなり進む」 - エクスペリエンス 代表取締役社長 橘 守 氏
「Facebookはnice to have、無くてもいいサービス」 - ビービット 広報宣伝部長 渡辺 春樹 氏
「ビジネス領域だけで短期的に1000万人の利用者獲得は難しい」 - デジタルマーケティング 代表取締役社長 厚川 欣也 氏
「安く、軽く、トライエンドエラーを重ねる時期」 - タウ マーケティングコンサルタンツ 代表取締役 田中 義啓 氏
「『コネクト』は第二革命的な使命を持っている」 - マーケティング・プランナー 平塚 元明 氏
「企業の会員管理やパーソナライズした情報の発信に可能性」 - アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役 徳力 基彦 氏
「リスクの低いソーシャルメディア」 - ブーズ&カンパニー ディレクター 岸本 義之 氏
「起爆剤があるなら『Facebbook就活』」
ADKインタラクティブ
代表取締役社長
横山 隆治 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
現在のユーザー数は正確に発表されていないのですが、ネットレイティングスが8月に発表した数字の約193万人をベースに考えると、1年で5倍以上になるのは、少し難しいのではないかと思います。Facebookを使いこなすリテラシーは日本人にとっては比較的高いものが要求されるため、普及するには日本的な使い方を確立する必要があると思います。当然mixiのプラットフォーム化が迎え撃つ格好になることもあります。
クリティカルマスに達するにはもう少しかかる気がしますが、ビジネスマン必須の人脈ツールになる兆しは十分ありますし、ユーザー層は高所得層で、マーケティング対象として価値の高いゾーンになると思います。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
ブランドのファンページ活用は、かなり進むと思います。Facebookのタブの作り方などは、なかなか深いものがありますので、手練れの企業とそうでないところの差はつくでしょう。ファンページから人気投票や応募などができるツールもいろいろ出てきていますから、上手に使う企業はたくさん出てくるでしょう。当然マーケティング価値はあります。
また、ユーザーの絶対数の問題もありますが、日本でのアーリーアダプターとしてのFacebookユーザーはマーケティング対象として価値の高い人たちだと思います。
ただ、そうした価値はそれなりの期間をかけて蓄積していくものですので、始めてすぐ評価するものではないと思います。やるからには「石の上にも3年」。中長期の戦略として取り組まないといけないでしょう。
エクスペリエンス
代表取締役社長
橘 守 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
500万人にも到底届かないのでないか?さらにアクティブユーザーは数十万程度ではないか?ネットサービスで重要なのはアクティブユーザー数です。累計登録数を公表しているサービスが多いですが、それは(雑誌や新聞などの)レガシー媒体の発行部数と実売部数の違いと比べものにならないくらいに大きいと思います。
新規サービスについては、それが「nice to have」(こんなサービスあったらいいのに)か「must have」(このサービスは無くてはならない)によって普及は決定的に異なってくると思います。その観点から言うと、現時点のFacebookはnice to have。言い換えれば「無くてもいいサービス」だと思います。
理由は様々ありますが、最も私にピッタリくるのは、私にとってどんな利益を提供してくれるのか「わかりにくい」ということです。わかりにくいサービスが爆発的に伸びるわけがありません。1990年代後半からネットビジネスに関わり、新技術新サービスの栄枯盛衰をみてきましたが、仮想空間サービス「セカンドライフ」と同様の面倒臭さを感じました。
次にFacebookはnice to haveからmust haveへ存在感を高められるか?という問題。言うなればFacebookは新しいコミュニケーションスタイルを構築する事ができるのかできないのか?
私はこれにも否定的です。率直な感想ではそんなにたくさんの友人とコミュニケーションして、忙し過ぎません?実際に自分に与えられた時間の中で、リアルの交友関係の数を超えられるものではないのではないでしょうか?
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
ただし、アクティブユーザー数によって価値は大きく異なる。
公表された情報を元にデモグラフィック解析、消費行動解析、などが進化していくと大変面白いと思います。その解析結果を元にした、マーケティング対象群がある程度まとめられるのであれば、そこに集中して施策を投下していく手法が考えられます。例えば、車専門SNS「みんカラ」に所有車情報などを乗せている人という観点でFacebookで(ユーザーを)抽出し、その群とその周囲にいる友人たちへのキャンペーンなどです。
ビービット
広報宣伝部長
渡辺 春樹 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
いわゆるソーシャルグラフ獲得を目指すSNS系の流行は日本ではmixiが作り、通り過ぎた後なので新規のサービスは、よほど魅力のある利用法を提唱しない限り1000万人獲得は難しい。日本では「世界で5億人が使う」とか、「ビジネスに役立つ」、というトーンでFacebookを普及させているのでどうしてもビジネス中心の名刺整理と人脈作りにならざるを得ない。
ビジネス領域だけでは短期的に1000万人の利用を獲得するのは難しい。特に大企業を中心に会社では規制されて使えない現状(フラッシュやブログと同様)ではビジネスマンになかなか広がりにくい(iPhoneの利用台数あたりが限界値か)。
ソフト次第ですが個人のモバイル端末での利用がもっと増えれば2〜3年で1500万人くらいまで増やすことは可能と思います。
また、海外のように家族(さらには出会い系)までも拡張すれば、もっと増えるという意見も否定できませんが、現状のインターフェース、個人情報開示への鈍感さは日本人には好まれない。この領域ではむしろmixiの方が可能性がある。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はない
すべての計画がうまくいってソーシャルグラフを独占できた暁には、購買プロセスの認知から推奨までの幅広い領域でマーケティング価値は、もちろんある。
しかし、マーケティングの定義によるが、現在の広告価値だけを見ればネット媒体にも、マスメディアにも遠く及ばない。むろん検索連動広告と同様にロングテールでは多少役に立つ可能性はあるが、現在では他に多くの選択肢があるので積極的にFacebookを使う理由は思いあたらない。
当面は、ビジネス領域の媒体として、日本経済新聞や日経BP社のポジション当たりが一番ありそうなシナリオではないでしょうか?
デジタルマーケティング
代表取締役社長
厚川 欣也 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
約1年あるので断定はよくありませんが、今のペースを考えると難しいですね。
日本において、インターネットユーザーFacebookの位置づけというか、ネットサービスとしての整理学が明確になっていません。とくにSNSだと思っている人には、今の使う動機が乏しいですね。「GREE」もmixiも使って、なんでいまさらFacebookをという、食わず嫌い的な感覚があるように思います。
新しい利用価値を提示し続けないと、急拡大は難しいかと思います。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
「Twitter」と同様にソーシャルメディアなので、お金をかけずにターゲットユーザー層にダイレクトに同じ目線でコミュニケーションができるポテンシャルはあるはずです。
夢みたいな話ですが、ある企業のFacebookにカリスマ的なオピニオンリーダーというか、キャプテンのような人がでてきたら、すごい力のあるマーケティング活動ができるような気がします。
やはり企業の人間力みたいなものが問われますね。とにかく今は、安く、軽く、トライエンドエラーを重ねて何度も繰り返す時期です。そのうち、Facebookの利用者が増えてくれば効果が飛躍的に拡大するでしょう。
タウ マーケティングコンサルタンツ
代表取締役
田中 義啓 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超える
2004年にスタートしてFacebookのユーザーはすでに5億人(グローバル)を越えたと言われています。そして今年のカンヌ国際広告祭では、CEOで弱冠25歳のマーク・ザッカーバーグ氏がメディアパーソンオブザイヤーを獲得しました。その授賞理由を読むと、Facebookが単に5億人のメディアになったことや、新興企業として急成長したことだけを讃えられているわけではなく、その最大の理由として「世界中の人たちがお互いに情報交換し合える方法を提示し、我々に素直な驚きを与えてくれた」とあります。
「Google」が覇権を握った「サーチ」はインターネットの利便性を格段に引き出し、産業革命的な発展を後押ししました。そしてFacebookが示す「コネクト」は第二革命的な使命を持っている気がしてなりません。世界的に見れば、その使命はFacebookが負うことで、ほぼ方向性は定まったと言って良いと思います。
Facebookの面白いところは、ソーシャルネットワーキングの機能を提供しているだけではなく、プラットフォームとしての潜在能力を初期段階から強く持っていたところです。mixiもアプリ開発支援に熱心ですが、すでにプレーヤーの母数が違うので世界的に見たら勝負になりません。知のネットワークは集積・共振し合うことで実数差の2乗、3乗の結果を生みます。つまりユーザー、開発者のベクトルがそろった瞬間に爆発的な推進力を持つ可能性があるということです。私はまだFacebookは爆発の着火前だと見ています。
Facebookの日本国内ユーザーが現在100万と仮定して、私は個人的な願望も込めてこの先1年で1000万を達成する方に賭けてみたいと思います。なぜそれを願うかと言えば、グローバル標準と日本標準が異なるパラダイムでは、我々に何のプラスももたらさないからです。しかもSNSという世界の中では、ベースとなる利用者数がリーチの限界点なので、日本の中で、かつフルオープンとはいえないSNSは知の劣化を招くだけではないでしょうか。
限界を設けないコネクトは、インターネットワールドを隅々まで網羅する可能性を持っています。シェアは個人の、法人の、グループの、つまり一人称を中心に立体的、重層的に組み上げることができます。このオープンなプラットフォームが日本で育たなければ、日本はネットの世界で本当にガラパゴスになる可能性があります。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
Facebookが企業のマーケティングツールとして、ある役割を果たすことは間違いありません。Facebookの出現で、企業の顧客は、必要な情報を「サーチ」して得る行動から、「コネクト&シェア」で得る行動にシフトしようとしています。パラダイムが変われば、マーケティングも変わります。企業は単一的な利用法ではなく、適切なアプリケーション開発を含めて、ブランド強化、コールセンター、セールスプロモーションと多様な手法に応用させるべきです。
欧米の多くの企業が当然のように自社サイトにFacebookの「F」やTwitterの「T」のロゴを貼り付け、すでに顧客コミュニケーションに役立てていることをアピールしていますが、日本企業でも欧米に営業拠点を持つグローバル企業では、現法のニーズも強く、Facebook、Twitterをコミュニケーションツールとして採用する動きが加速しています。こうした環境進化に、Facebookのプラットフォーム的な特性を活かしたアプリが備われば、つまり企業が有効なマーケティングアプリ開発を強化すれば、さらに利用は加速するでしょう。この点では、半分クローズなスタンスを取るmixiやGREEは勝負になりません。
もし阻害要因があるとすれば、Facebook(Twitterも同様)を企業のコミュニケーションツールに採用する際、「ソーシャルメディアが注目されているから」、「流行りそうだから」、しかも「お金がかからないから」と、非常に安易に決定しているケースが目立ち、実際には首を捻るようなメッセージが大量に流れていることです。運用のガイドライン整備(リスク対応を含めた)、アプリ開発への投資、効果測定指標の整備を急ぐ必要があります。
マーケティング・プランナー
平塚 元明 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
その規模のユーザーを獲得するには、現在のFacebookはやや高尚すぎる、もっと平たくいえば、難しいと思います。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
巷に言われているように、実名登録が進むなら、企業の会員管理やパーソナライズした情報の発信に、他のSNSとは異なる活用の可能性が出てくる。
アジャイルメディア・ネットワーク
代表取締役
徳力 基彦氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
正直なところ、Facebookについては現状の正確な利用者数の数値が不明ですし、質問の「ユニークユーザー」が会員数か、アクティブログイン数か、「いいね!」ボタンも含めた利用者数かで変わってくると思いますので全くわからないというのが本音です。もし現状が100〜200万人というデータだとすると、来年の9月でアクティブな1000万人はなかなか難しいと思います。
Twitterが昨年夏から今年にかけて同じような数値の規模でブレイクしたように、Facebookの映画も公開されることですしマスメディアが、次はFacebookだ!と持ち上げた場合には、登録ユーザー数ベースではありえない数値ではないと思います。
ただ、Twitterのように既存サービスが存在しないレイヤーに入ってきたサービスと異なり、Facebookは大なり小なりmixiやGREE、「モバゲータウン」とバッティングしますので、三社がちゃんとFacebook対策を展開した場合はそこまでのペースにはならないと思います。
もし2011年9月で1000万ユーザーがあるとしたら、三社が国内の競争に消耗するとか、Facebookにリアルソーシャルグラフを譲るとかで空白地帯ができた上に、スマートフォンが現在予想されている以上に急速に普及して、マスメディアがFacebookを煽る、と三つの条件が揃ったときでしょう。
ただ、特に企業のFacebook活用意欲は高いようですし、今年から来年にかけてFacebookに注目が集まり、利用者が倍以上に増えるのは間違いないと思われます。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
この質問は結局、Q1の利用者増加と紐づいた回答になると思います。利用者がFacebookにシフトするのであれば、企業は自らのターゲット顧客がいる場所でマーケティングをするべきですから、Facebookの活用に力をいれるべきですし、mixiやTwitterにターゲットがいるのであればそちらを使うべきでしょう。また、国際展開を考えている事業者であれば、逆にFacebookはまず一番に考えるべきソーシャルメディアであることは疑いないでしょう。
という話は当たり前すぎるので、それを置いておいてFacebookならではの活用価値を上げるとすると、一つ明確な違いとして言えるのは、既存の日本のSNS事業者における企業のマーケティング活用のハードルの高さです。
TwitterやFacebookでは、企業でも公式アカウントやファンページを無料で作成することができ、アクセスツールなども充実しているため、企業に取って非常にリスクの低いソーシャルメディアとなっています。しかし、mixiやGREEにはまだそういう環境が整っておらず、基本的なキャンペーン活用は数百万円単位が中心となっているのが現状と聞いています。
当然、そんな費用を出せる企業は日本にそれほどありませんので、これまで日本においてはほとんどの企業がSNSを活用したソーシャルメディマーケティングにチャレンジしていない、というのが現状です(ツイッターマーケティングがここまでブームになったのにも、同じ背景が作用したと考えています)。
そういう意味では、FacebookはTwitter同様、ソーシャルメディアのマーケティング活用に取り組むには入りやすいサービスと言えますし、mixiやGREEでやりたくてもやれなかったことを試すには良いインフラと言えると思います。
当然、Facebookでファンページを作っても、日本のFacebookユーザーがTwitterのように急増しなければ、なかなか大企業が作った甲斐を感じるほどのリターンを得ることは難しいです。
最近モバゲーが企業向けの低価格メニューを作ったようですし、いずれ日本のSNSもFacebook的な展開を試してくる可能性がありますので、そのための練習として無料のFacebookでまずやってみるのは、Facebookが大化けした時には先行者としてのリターンも得られる可能性もありますし、選択肢としてはアリだと思います。
また、逆に自らのユーザーはFacebookに強制的に会員登録させる、と腹を決めてFacebookのファンページ等を使うのであれば、FacebookはSNS用の予算がそれほど確保できない企業担当者に取って、工夫次第で伸びる可能性のある使いがいのあるプラットフォームであると言えると思います。
ブーズ・アンド・カンパニー
ディレクター
岸本 義之 氏
Q.1 Facebookは、2011年9月までにユニークユーザーが1000万人を超えるか
超えない
ソーシャルサービスの場合、日本では「日本語」「日本人」に閉じたサービスであることが(なぜか)前提のようにユーザーが感じているようで、「海外」とつながっていることは、メリットではないばかりかデメリットと思われているようです。そのために、「日本語」「日本人」に閉じたmixiやGREEが先行し、SNSとはこういうものという概念が形成されており、Facebookが差別化しようとすると逆に違和感になってしまいます。
Twitterで海外の有名人をフォローするような人がそれなりの数いるようですが、海外向けに発信しようとする人は多くないようで、やはり日本人の内向性がうかがえます。そうは言っても海外留学に行く若者などは、いやおうなしにFacebook文化圏に参加することになるでしょう。
日本で起爆剤があるとしたら、「Facebook就活」がブレイクする場合かもしれません。大手企業の人事が軒並みFacebookの活用に走れば、就活学生も活用せざるを得なくなる可能性はあります。それでも就活学生は毎年数十万人の規模でしかないため、1000万人には到達しないでしょう。
Q.2 Facebookにマーケティング的な価値はあるか
価値はある
国内ユーザー数が伸び悩むのであれば、既にあるコミュニティに後から乗って活用しようというのは難しい(もちろん、海外のユーザーへのマーケティングということであれば、後乗り活用も有効)。
一方で、自社のファンを自ら組織化するという意欲のあるマーケッターにとっては、自社で独自ツールを作るよりは、Facebookを活用する方が現実的であり、mixiなどよりは機能も便利です。数百万人を集めるのではなく、数百人のコアファンとの交流の場だと割り切れば良いでしょう。