'11/9/30
イオン、西風新都に出店検討
流通大手イオン(千葉市)が、広島市北西部の開発エリア「ひろしま西風新都」の佐伯区五日市町石内で計画されている複合団地に、大型商業施設の出店を検討していることが29日、分かった。広島都市圏で最大級になる見通しで、2015年までに開業予定。山陽自動車道などを通じ広域的な集客が見込まれ、西風新都の商業地としての拠点性が大きく高まる。
団地を造成する広島電鉄(広島市中区)の計画では、誘致する大型商業施設は4階建て延べ約6万5千平方メートルの店舗と、2階建て延べ約1万9千平方メートルの店舗の2棟を予定。駐車場は計約5200台分を見込む。
関係者によると、イオンが進出の意向を示しており協議を進めている。2棟を合わせた店舗面積は約8万4千平方メートル。2棟に進出した場合、広島県府中町のイオンモール広島府中ソレイユ(店舗面積約8万1千平方メートル)、西区のアルパーク(同約9万200平方メートル)と並ぶ規模となる。
広電が開発する複合団地は約82ヘクタールで、同社所有の山林を造成する。西風新都の南端に位置し、周辺には住宅団地が多い。山陽道五日市インターチェンジから約2キロで、進出を機に一帯の商業開発が進む可能性もある。
【写真説明】イオンが検討する大型商業施設の建設予定地=点線部分(撮影・高橋洋史)