'11/9/30
清盛ゆかりの公園で改修進む
来年1月に始まるNHK大河ドラマ「平清盛」の放映を見据え、ゆかりの地として観光客の増加が予想される音戸の瀬戸公園(呉市警固屋)の改修工事が進んでいる。建立から44年たった銅像「平清盛公日招像」の化粧直しや史跡「日招き岩」への遊歩道の補修が完了。園路や駐車場のリニューアルも年内に終わる。
公園は音戸大橋のたもとから日招像が建つ高烏台までの約18ヘクタール。清盛が平安時代に開削したとされる音戸瀬戸に面している。
清盛が音戸瀬戸の開削時に扇で夕日を招き戻し、工事を終えたという伝説に基づく日招像は、目立っていたさびを落とし、破損部分を直した。日招き岩に続く遊歩道はアスファルトで舗装。ベンチの一部も再塗装した。
市公園緑地課は「清盛関係はもちろん、瀬戸の多島美を望める景観も楽しんでもらいたい」としている。
【写真説明】再塗装した高烏台のベンチ。後方は化粧直しを終えた日招像