全日空140便が、ほぼ背面飛行をしていたことについて、謝罪する全日空の長瀬真副社長(右)ら=28日午後、国交省
運輸安全委員会がコンピューターグラフィックスで再現した、ほぼ背面飛行をする全日空140便(同委員会提供)
浜松市沖で6日、那覇発羽田行き全日空140便ボーイング737―700(乗客乗員117人)が急降下したトラブルで、同機が一時、高度1万メートルでほぼ上下逆さまの背面飛行をしていたことが28日、運輸安全委員会の調査で分かった。機首は最大で35度、下向きになっていた。後藤昇弘委員長が定例会見で公表した。
全日空の長瀬真副社長は28日、国土交通省で会見し「お客さまに多大のご迷惑とご心配をかけ、深くおわび申し上げます」と謝罪。乗客112人のうち102人と連絡が取れ、うち6人が首の痛みなど体調不良を訴えたことを明らかにした。