NHK山梨県のニュース　甲府放送局

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露地しいたけの放射線検査

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けた食品に対する放射性物質の検査で、県は露地栽培のしいたけについて検査を始めました。県は先日、野生のきのこについて検査を行いましたが、県内の生産者団体などからの要請を受けて、露地栽培のしいたけについても検査することになりました。
２９日の検査は、北杜市と富士吉田市で収穫された露地栽培のしいたけ、計７つの検体が対象で、甲府市の県の衛生環境研究所ではしいたけを細切りにして透明の容器に入れたあと専用の機械に入れて放射性のセシウムとヨウ素が含まれていないかを調べました。
検査の結果１つの検体から放射性セシウムが１キログラム当たり８ベクレル検出されましたが、国の暫定基準値の１キログラムあたり５００ベクレルを大きく下回りました。
あとの６つの検体からは検出されませんでした。
県は露地栽培のしいたけの検査を出荷にあわせて１２月ごろまで順次、行うことにしています。
森林環境部林業振興課の中安正議課長補佐は「農家などから安全性を確認してほしいという要請があり、検査に乗り出しました。今後も農家だけでなく消費者にも県産の農産物の安全性をＰＲしていきたいです」と話しています。

09月29日　16時25分

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