NHK宮城県のニュース 仙台放送局
給食の食材 放射性物質を検査
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響が広がる中、仙台市は小学校や中学校などの給食に使われる食材に含まれる放射性物質の濃度を調べる検査を29日から始めました。
仙台市では、原発事故の影響で小中学校に通う子どもの保護者などから、給食の安全性を心配する声が相次いでいるということです。このため、仙台市は29日から公立の小中学校と特別支援学校あわせて190校の給食に使われる食材の検査を始めました。
検査は、放射性セシウムとヨウ素の濃度を調べるもので、仙台市中央卸売市場で、市の担当者が県内で収穫されたねぎとほうれんそうを業者から受け取り、民間の検査機関に提出しました。
仙台市は今後、じゃがいもやキャベツ、にんじんなどといった給食によく使われる野菜を中心に毎週1回検査を行うことにしていて、結果は毎週火曜日に市のホームページで公表します。
仙台市健康教育課の佐藤 順課長は「少しでも多くの食材を検査し、情報を提供することで、子どもや保護者の不安を解消していきたい」と話していました。
宮城県によりますと、県内で給食に使う食材について放射性物質の検査を行うのは仙台市が初めてだということです。
09月29日 12時15分
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