科学【from Editor】世界遺産とトンデモ科学+(1/2ページ)(2011.9.28 07:50

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【from Editor】
世界遺産とトンデモ科学

2011.9.28 07:50 (1/2ページ)

 22日の世界遺産条約関係省庁連絡会議で、「富士山」と「武家の古都・鎌倉」が世界文化遺産に推薦されることになった。今後は政府が推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出、世界遺産委員会の審査を経て「合否」が決まる。世界遺産は後世に残すべき自然や文化の指定が目的で、世界的観光地としてのブランド認定ではないのだが、平成19年に登録された石見銀山遺跡は観光客が前年比2倍とブームに。経済効果を考えると、地元が登録を大いに期待するのも当然だろう。

 今年6月には東京・小笠原諸島が登録された。環境省によると、小笠原に自生する400種以上の植物の約4割、樹木に限ればなんと約7割が固有種という。生物ではカタマイマイなど陸産貝類は9割以上が小笠原独自で、アカガシラカラスバトといった絶滅危惧種も多い。東京から太平洋を南へ約千キロ、絶海の孤島群は異種の侵入を拒む絶好の環境だ。

 だが、小笠原の固有種の進化が止まっているわけではない。小笠原諸島の誕生は4800万年前とされるが、テレビなどで見る限り、動物たちは太古の姿で闊歩(かっぽ)してはいない。情報が遮断された環境で、固有種たちは一体、どのように変化を積み重ねてきたのか。

 「生物の同一種が同じ形態になるのは、形態形成場に時空を超えた共鳴現象が起きることによる」

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