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what_a_dudeの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-09-27

法律の書ける経済学者様がブレーンの某政党の人々の発言は流石に趣があるなー(棒)と言う感じのリスト

最近法律の書ける経済学者様がブレーンになっていることでおなじみの某政党の人々の発言(文章含め)がますます非常に味わい深いものになっているなーと思いましてまとめておこうかと。

(追記)ヒントを書いておきました。

本人達の名誉のために言っておきます。

動画から文字おこししたものもありますが、できるだけ忠実にやりました。

脚色はしていません。



まずは下っ端から。

参議院議員のO氏。*1

地元に戻り、身延で長年実践してきた方から「EM菌」の勉強。「生ゴミ処理で有機肥料に」という話は有名だが、土壌改良、ガレキの消臭、放射能除染さらには希釈した液は飲用して健康回復効果があるとの事。「根性試し」で勧められた飲用液を試したら、フランスチーズの香りが・・

放射能除染ね、それは素晴らしいですね(棒)


参議院議員のS氏*2

「特に為替の面におきましては、日本の通貨供給の不足によりまして、特に対外的に比較しますと、アメリカ、EU等では、マネーサプライがですね、2倍、3倍と大変増えている中、日本ではそれが増えていない。」


ほうほう、マネーサプライが2倍、3倍ね。S氏はT先生とは決別しているのかと思っていましたがなんか同じような印象を持ちましたよ、ええ。

いつから見て2倍、3倍なんでしょうか。アメリカのM2が現在の1/2だったのは2000年、1/3だったのは1989年、EUのM2が1/2だったのは1999年、1/3だったのは1991年ですが・・・。

日本は確かに1/2だったのは1988年、1/3だったのは1984年とM2の伸びは鈍いですが・・・。


衆議院議員のK氏*3

経済学を学べば出てくるフィリップス曲線やマンデル・フレミングの理論をさしたる根拠もなく否定し、何を言うかと思えば「増税すれば景気が良くなる」だ。今回の「三次補正で円高対策」も同じだ。それは円高による経営不振対策だろう。全く見当違いの事を「円高対策」と言っている。余りにもおかしい。

そもそもフィリップス曲線は理論ではないですし、マンデル・フレミングモデルが現実には妥当しないケースが多いことはもうそれこそ根拠が一杯あると思いますよ、ええ。マンデル・フレミングみたいな強い留保のあるモデルを盲信する人の方が「あまりにもおかしい」と思いますよ、ええ。


政調会長衆議院議員のA氏*4

円高が進んでいる時に増税をすると更に円高になるということが、今の政権の税調には分からないのかな?

相対的に円がより財政的に健全になるので、更に円高になるのです。

ええ、マジ初耳でした。ぜひ論文化してください、新知見だと思います。


幹事長衆議院議員のE氏*5

「たしかに国債発行は国の借金(負債)でしょう。でも、同時にそれを買った国民には資産になるんでしょう。差し引き国全体としてはゼロではないですか」と。

 当然と言えば当然だが、この「当然」があまり理解されていない。別の言い方をすれば、よく「赤字国債は借金だから将来世代へのつけ回し」とされるが、国債をお金を払って買うのは現世代の国民で、その国債が償還される時は、その時の世代がお金を受け取るのだから、「つけ回し」どころか将来世代への「仕送り」とも言えるのだ。

個人的にはこれが一番のスマッシュヒットです。いやマジで凄いよ。貸した金を返してもらって仕送りですか、マジパネェっすね。


代表・衆議院議員のW氏*6

為替介入などと言うのはですね、日本と中国ぐらいしかやっていないのであって、中国の場合には為替ターゲットの金融政策を明らかにとっている。日本では金融政策がまるでターゲットがございませんので、財務省に追随をして、追加緩和を行う。まるで財務省の僕であるかのような日本銀行の態度であります。」

SNBェ。

中長期的な物価安定の理解ェ。

ちゅーか介入効果を大きくしようとして財務省に追随したらシモベと言われたらカワイソスと思いますよ、ええ。


いやマジで経済政策ではみんなの党が一番ですよね。あ。

*1:ジョッキーに同姓同名の人がいます

*2:お義父さんが自民党の幹事長をしていたこともあります。当該発言は日銀法改正案の提出時の会見です。

*3:雪を食べるという噂の人です。

*4:渡辺いっけいに似ている感じの人です。

*5:中山ヒデさんに似ているような気がします。

*6:言わずと知れたミッチージュニアです。