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野田首相:増税先送り否定 「負担増の可能性も」--参院予算委

 野田佳彦首相は28日の参院予算委員会で、東日本大震災の復興財源などを賄う臨時増税案について「いずれ増税すればいい、経済よくなったらやればいいということでは、復興債償還の道筋を明らかにしていることにならない」と述べ、増税実施時期の先送りに否定的な考えを示した。自民党の礒崎陽輔氏への答弁。

 政府・民主党は27日、12年4月から法人税、同10月からたばこ税、13年1月から所得税などを増税する案を決定。礒崎氏が「(償還期間を)60年債にして払えば、今増税しなくても済むではないか」と追及したのに対し、首相は「財政規律を保ちながらやることを示す」と理解を求めた。

 首相は復興費用について「もっと膨らんでくる可能性はある。税負担の額が増える可能性はある」と述べ、さらなる増税もありうるとの認識を示した。【佐藤丈一、笈田直樹】

毎日新聞 2011年9月29日 東京朝刊

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