平山誠参院議員(無所属、比例区)が昨年2月、宮崎市内の実在しない地名を「地方での住所」として参議院に届け、往復航空券と引き換えられる無料クーポン券を支給されていたことが分かった。28日に開かれた参院予算委員会で世耕弘成氏(自民)が質問。朝日新聞の取材に対し、平山氏の事務所が認めた。
参院議員は「地方での住所」を届けると、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律などに基づき、1カ月あたり東京と地方の往復航空券4枚相当のクーポン券(もしくはJRのフリーパス1枚と往復航空券3枚分)が支給される。
平山氏の事務所は「実在する住所を誤記載した。券を不正に受領するために虚偽の届け出をしたものではない」と説明している。