高校講座HOME >> 家庭総合 >> 第39回 新たな生活文化の創造
朝ごはんを食べている純くん一家。
味噌やしょうゆ、たくあんなど、昔からの知恵や工夫が詰まった食べ物が、
現在まで受け継がれていることに気が付きました。
そんな食べ物どうしを組み合わせると、もっと良いものができるのではないかと
思いついた純くんでしたが…?
今回は秋田県から、生活文化についてお送りします。
今回は、番組のナレーター・北島美穂さんが進行役です!
生活を楽しむには何が大切なのか、どうしたら生活を豊かにできるのか、
考えていきましょう。
コウタくんとコナンちゃんが訪ねたのは、昔ながらの暮らしを実践している川井達弘さん 。
自給自足を基本として、地域で助け合いながら暮らすことが
昔ながらの暮らしの良さだと語る川井さんの生活を番組でじっくりご覧ください!
生活文化は時代と共に変化して伝承されていきます。
そのようすを南野先生が取材に行きました!
南野先生が訪ねたのは秋田県湯沢市。
鎌倉時代に始まったといわれる伝統工芸「川連(かわつら)漆器」の里です。
今でも、昔ながらの制作方法で手作りしています。
(番組では制作工程なども紹介しています!)
しかし、最近では経営難や後継者不足などさまざまな問題を抱えています。
私たちの生活の中で、伝統の漆器を使う機会が減っているのです。
そのため、新たなデザインにしたり、学校給食で使ってもらうなど
新しい取り組みが始まっています。
今回、コナンちゃんが紹介してくれるのは、
古くなったものを再利用する方法です。
古い着物の布で、はし袋やボタンを作りました。
参考になりますよ!
南野先生が勤める学校・大阪府立成城高等学校では、
生徒たちがさをり織りという織りものをつくっています。
豊かな生活をおくるためには、消費するだけでなく、「ものづくり」を体験してほしいと
南野先生は考えているからです。
さをり織りとは、大阪で生まれた手織りの手法で、とくに決まった織り方はありません。
そのため、年をとった人でも、障害のある人でも、誰にでもできるのが特徴です。
でき上がった布は世界に1つしかない、その人なりの作品となります。
さをり織りというものづくりを通して、
新しい生活のあり方や生活文化を創造することを考えるきっかけになったようです。
番組の最後に、秋田の名物!稲庭うどんのおいしい作り方を紹介しています。
生活文化に欠かせない食文化の例として、参考にしてくださいね!