高校講座HOME >> 家庭総合 >> 第29回 くらしと住空間
家のチラシを見ている純くんですが、平面図の見方がわかりません。
すると突然、隣に警察官が現れて…?
家族の状況に合わせて家が変わっていくのは、
それぞれの家庭が生活しやすいようにするためです。
今回は、生活にあった居心地のいい住空間について学んでいきましょう!
家を考えるとき、平面図ではわかりづらいこともあります。
そこで今回は平面図を立体化することを考えてみます。
スタジオには、専門のパソコンソフトを開発している企業の井町良明さんに来ていただきました。そして、前回コウタくんとコナンちゃんが考えた「夢のマイホーム」の図面を、
パソコンソフトを使って立体化してもらいました!
このパソコンソフトを使うと、立体化した家の中を歩く疑似体験ができます。
立体化することで平面図では気付かなかった改善点が見えてきました。
さて、現代の住まいは次の4つの生活空間によって成り立っています
これら4つの空間を意識して間取りを考えると、
より生活スタイルに応じた住まいをつくることができます。
住まいの中心となるLDKの組み合わせについて考えてみましょう。
Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食事室)、Kはキッチン(台所)です。
日本では主に3つの組み合わせが見られます。
(1)LDK型
台所と居間、食事室がひとつの空間にある
(2)DK+L型
台所と食事室がひとつの空間にあり、居間が独立している
(3)K+LD型
台所が独立していて、居間と食事室がひとつの空間にある
住まいの広さを考えるときに参考となる基準が国によって示されています。
1つが最低居住面積水準。
健康で文化的な住生活を送るために最低限必要な水準です。
例えば、世帯人員が1人の場合、面積は25平米です。
もう1つが、誘導居住面積水準。
これくらいの広さがあれば快適な住生活を送ることができる、という水準です。
ただし、これは都市部における水準です。
例えば、世帯人員が1人の場合は40平米とされています。
コナンちゃん、今回は靴の収納に関するアイデアを紹介してくれました。
どんな収納をしているのか、番組でチェックしてみてくださいね!
ライフステージが変わると、住まいはどのように変化するのか、
コナンちゃんが取材に行ってきました!
コナンちゃんが訪れたのは新築やリフォームを考える人たちにさまざまなアドバイス
をしてくれる施設、「晴海デザインセンター(東京)」です。
今回は、ここで「住まいのナビゲーター」として家づくりのアドバイスをしている
田中哉子(たなか かなこ)さんが、家族のライフステージによって、どんな住まいがいいのか、
教えてくれました。
晴海さん一家は、晴海さん夫妻と子ども2人の4人家族。
娘の誕生をきっかけに家を新築しました。
13年後、子どもたちが成長し、住まいを見直すことに。
20年後、長男は家を出て一人暮らしを始め、歳をとった母親が同居することに。
それぞれのライフステージで晴海さんの住まいはどのように変化するのでしょうか?
番組の最後に、家の間取りを立体化するフリーのソフトを紹介しています。
みなさんも「夢のマイホーム」、作ってみませんか?
せっけい倶楽部 http://www.houtec.co.jp/club/index.htm
間取自由設計 http://www5f.biglobe.ne.jp/~cinqs-lab/fdesign/