高校講座HOME >> 家庭総合 >> 第29回 くらしと住空間

今回の学習内容

第29回 住生活

くらしと住空間

講師:東京都立三田高等学校主任教諭 藤野 圭紀
平面図を見ると、住まいがさまざまな空間の組み合わせによってできていることがわかります。どのような空間があるのでしょうか! また、住む人や家族の状況が変わると、家の間取りも変わってきます。住みやすい住空間について学びます。

学習ポイント

 くらしと住空間
家庭科シアター (00分30秒〜)
純くんが見ているちらし気づくと隣に警察官がいた純くん

家のチラシを見ている純くんですが、平面図の見方がわかりません。
すると突然、隣に警察官が現れて…?

    くらしと住空間(02分30秒〜)
    藤野先生 コウタくん コナンちゃん藤野先生コウタくん コナンちゃん

    家族の状況に合わせて家が変わっていくのは、
    それぞれの家庭が生活しやすいようにするためです。
    今回は、生活にあった居心地のいい住空間について学んでいきましょう!

      ポイント1【住まいと住まい方】 (04分35秒〜)
      ポイント1【住まいと住まい方】井町良明さん

      家を考えるとき、平面図ではわかりづらいこともあります。
      そこで今回は平面図を立体化することを考えてみます。
      スタジオには、専門のパソコンソフトを開発している企業の井町良明さんに来ていただきました。そして、前回コウタくんとコナンちゃんが考えた「夢のマイホーム」の図面を、
      パソコンソフトを使って立体化してもらいました!

        コナンちゃんの平面図 コナンちゃんの平面図を立体化した家

          コウタくんの平面図 コウタくんの平面図を立体化した家

          このパソコンソフトを使うと、立体化した家の中を歩く疑似体験ができます。
          立体化することで平面図では気付かなかった改善点が見えてきました。

            さて、現代の住まいは次の4つの生活空間によって成り立っています

              社会圏 個人圏

                衛生圏 作業圏

                これら4つの空間を意識して間取りを考えると、
                より生活スタイルに応じた住まいをつくることができます。

                  ポイント2【住空間の成り立ち】 (14分43秒〜)
                  ポイント2【住空間の成り立ち】コウタくん コナンちゃんLDKの基本的な組み合わせ方

                  住まいの中心となるLDKの組み合わせについて考えてみましょう。
                  Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食事室)、Kはキッチン(台所)です。
                  日本では主に3つの組み合わせが見られます。
                  (1)LDK型
                     台所と居間、食事室がひとつの空間にある
                  (2)DK+L型
                     台所と食事室がひとつの空間にあり、居間が独立している
                  (3)K+LD型
                     台所が独立していて、居間と食事室がひとつの空間にある

                    最低居住面積水準の表誘導居住面積水準の表コウタくん コナンちゃん

                    住まいの広さを考えるときに参考となる基準が国によって示されています。
                    1つが最低居住面積水準
                    健康で文化的な住生活を送るために最低限必要な水準です。
                    例えば、世帯人員が1人の場合、面積は25平米です。
                    もう1つが、誘導居住面積水準
                    これくらいの広さがあれば快適な住生活を送ることができる、という水準です。
                    ただし、これは都市部における水準です。
                    例えば、世帯人員が1人の場合は40平米とされています。

                      コナンのこんな生活 (18分37秒〜)
                      コナンちゃんの家の玄関コナンちゃんの家の靴箱コナンちゃん

                      コナンちゃん、今回は靴の収納に関するアイデアを紹介してくれました。
                      どんな収納をしているのか、番組でチェックしてみてくださいね!

                        ポイント3【生活空間の計画】 (20分12秒〜)
                        ポイント3【生活空間の計画】コウタくん コナンちゃんコナンちゃん

                        ライフステージが変わると、住まいはどのように変化するのか、
                        コナンちゃんが取材に行ってきました!

                          家の相談にのる田中さん田中哉子さん家の変化について学ぶコナンちゃん

                          コナンちゃんが訪れたのは新築やリフォームを考える人たちにさまざまなアドバイス
                          をしてくれる施設、「晴海デザインセンター(東京)」です。
                          今回は、ここで「住まいのナビゲーター」として家づくりのアドバイスをしている
                          田中哉子(たなか かなこ)さんが、家族のライフステージによって、どんな住まいがいいのか、
                          教えてくれました。

                            晴海さん一家13年後の晴海さん一家20年後の晴海さん一家

                            晴海さん一家は、晴海さん夫妻と子ども2人の4人家族。
                            娘の誕生をきっかけに家を新築しました。
                            13年後、子どもたちが成長し、住まいを見直すことに。
                            20年後、長男は家を出て一人暮らしを始め、歳をとった母親が同居することに。
                            それぞれのライフステージで晴海さんの住まいはどのように変化するのでしょうか?

                              家庭総合ワンポイント (28分20秒〜)
                              せっけいくらぶ間取自由設計

                              番組の最後に、家の間取りを立体化するフリーのソフトを紹介しています。
                              みなさんも「夢のマイホーム」、作ってみませんか?

                              せっけい倶楽部 http://www.houtec.co.jp/club/index.htm
                              間取自由設計 http://www5f.biglobe.ne.jp/~cinqs-lab/fdesign/

                                科目トップへ戻る