高校講座HOME >> 家庭総合 >> 第24回 着心地のよい衣服
アルバイトでくまの着ぐるみを着てダンスをすることになった純くん。
レッスンを始めてみると、着ぐるみは動きづらく、熱が逃げない素材でできていて、
着心地は最悪でした。
衣服の素材は大切だと実感した純くんです。
今回は、大阪の繊維関係の問屋や店が集まっている「新大阪センイシティー」という場所からお届けします!
衣服の着心地について考えていきましょう。
着心地のよさについては、次のようにいろいろな側面があります。
・サイズ、圧縮感
・断熱性、通気性
・肌ざわり
また、例えばビジネスの場とスポーツウェアでは着心地に対する要求が違うように、
状況に合わせた着心地のよさを選ぶ必要もあります。
衣服の素材について考えていきましょう。
最近は新しい繊維が次々と開発されています。
そうした研究をしている施設に、コウタくんとコナンちゃんが行ってきました!
着心地や快適性を考えた新しい素材を研究している素材メーカーの研究所にやってきた2人。
ここでは、“むれる”“窮屈”といった曖昧な感覚を数値化して評価しています。
例えば、ストッキングのさまざまな場所の締めつけ具合を計測する装置を使って、
場所ごとにどんな圧力のかけ方が快適なのかを研究しています。
次にコウタくんが訪れたのは、マイナス30度からプラス50度まで、
室内の温度を変化させることができる「環境試験室」。
この部屋で体に計測器をつけて運動をして、衣服の通気性や保温性を調べます。
コナンちゃんがリポートしてくれたのは、汗をかくマネキン。
マネキンの体にある無数の小さな穴から水蒸気が出ます。
このマネキンに衣服をつけて、センサーで温度と湿度を測ることで、
衣服の下の温度・湿度が素材によってどう変化するのかを調べることができます。
例えば、汗をよく吸う綿は、ポリエステルに比べて湿度を低く保つことができます。
そこでこのメーカーでは、さらに特殊な繊維をつくり、綿よりも湿度を低く抑えることのできる快適な素材を開発しています。
繊維の種類をまとめます。
・天然繊維
植物性…綿、麻
動物性…ウール、絹
・化学繊維
再生繊維…レーヨン
合成繊維…ナイロン、ポリエステル、アクリル
実際に、いくつかの繊維を顕微鏡写真で見てみましょう。
綿は軽く、吸湿性があるので、Tシャツやブラウス、ジーンズなどに使われています。
羊の毛が原料のウールは伸び縮みしやすく、保温性にも優れています。
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維の場合、人工的に繊維の形を作り出すことができるので、
さまざまな肌触りや性能を持ったものが開発されています。
番組で紹介した以外にも、さまざまな繊維の顕微鏡写真を番組の資料集で紹介しています。
ぜひご覧ください!!
今回は、コナンちゃんが最近買ったお気に入りの服を紹介してくれました。
コナンちゃんが洋服を選ぶときのポイントは…?
番組をチェックしてみてくださいね!
着心地よく着るために大切なことは、まず自分のサイズを知ることです。
今回はコウタくんに自分のスーツを選んでもらいます!
表示の見方がわからず苦労するコウタくん。
そこで、この道のプロ・熨斗 敬(のし たかし)さんにコウタくんに合うスーツを教えていただきました!
熨斗さんに採寸をしてもらい、ピッタリのワイシャツとスーツが見つかりました!
みなさんも、採寸や選び方のポイントは番組を見て参考にしてくださいね!
番組の最後では、男性と女性それぞれの採寸と寸法列記の表示の見方について
解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね!