今回は純くん、高齢者の身体的な特徴を疑似体験できるグッズを使って、
どんなことに不便を感じているのかの体験です!
巣鴨駅からとげぬき地蔵までの道のり、大変なことがたくさんありました。
やはり高齢になってくると、何らかの手助けが必要になりそうですね。
今回は、高齢者の介助について学び、高齢者を理解する手助けにしましょう。
また、介助する人と介助される人の関係についても考えてみましょう。
最初に、介助と介護の違いについてです。
介助は一つ一つの動作がスムーズにいくように手助けすることをいいます。
そして、そのようないくつかの介助をしながら、その人の日常生活の援助をするのが介護です。
日常生活を営むことを考えてみると、次のような介助が考えられます。
・移動の介助(ベッドから、車椅子から、など)
・食事の介助
・排せつの介助
・着脱の介助
・清潔の介助
このような介助は、本人の希望を大切にするということが重要です。
そのためにも、今回は介助の方法を学んでいきましょう!
今回はスタジオで、コナンちゃんに“ベッドから車椅子への移動”の介助を体験してもらいました。
次のようなことに気をつけて介助をしましょう!
・次に行うことを説明する
・意思確認をする
・コミュニケーションをとる
・残存機能を使ってもらう
その人のことを知ることも大切です。
どんな生活をしてきた人なのか、どんなことが好きなのか。
“個を知る”ということも忘れないようにしたいポイントです。
詳しい介助のポイントは番組を見て学習してくださいね!
それではここで、実際に介助体験をしている学校をご紹介します。
埼玉県羽生市の誠和福祉高等学校では介助体験の授業を行っています。
教室で練習をしたあと、3名の生徒が実際に施設に行きました。
実際にやってみると、練習の時のようにはいきません。
しかし、実際にお年寄りを介助することで、みんな何かをつかんだようです!
続いて、食事の介助を見てみましょう。
今回はコナンちゃんがおやつの時間の手伝いをしました!
はじめにお茶を準備。
この日のおやつはもなかでした。
食べるスピードなどは個人差があるので、口の動きなどをよく見ることも大切です。
さて、ご紹介した施設では取っ手の付いた食器などを使っていました。
ここでいくつか介護用の食器を見てみましょう。
持ち手を工夫した箸やスプーン、滑り止めの付いたお皿などがあります。
これらは全ての人に合うとは限らないので、本人の様子に合わせて選ぶことが大切です。
また、食事の介助では次のようなことに気をつけましょう。
・正しく座ってもらう
・食べる様子を観察する
・これから食べるものを見せる
コミュニケーションもとても重要です。
言葉だけでなく笑顔や困った表情など、意思の疎通が大切なのです。
今回はコナンちゃん、お部屋の掃除です!
窓を上から下へと水拭きして…濡れているうちに新聞紙でふき取ります!
新聞紙のインクに含まれる成分が薄い皮膜になって、
ワックスをかけたようにピカピカになります。
番組では、他にもスタンドライトなどの掃除についても紹介しています!
京都市右京区の右京中央老人福祉センターで、
高校生とお年寄りのワークショップが行われました。
講師はユニット美人の2人です!
高校生にとって、お年寄りの存在は遠いもの。
日ごろはコミュニケーションをとろうと思っても、なかなかきっかけがありません。
そこでこの日は、京都学園高等学校の生徒さんたちが演劇を通して世代交流!
自己紹介の後で、相手の名前を呼んでタオルを渡していくというゲームをします。
名前を呼び合うことで、互いになじんでいきました。
そしていよいよ、いくつかの班にわかれて、台本を元に短い劇を発表します。
内容は…青春ドラマ!
練習をするうち、一体感が出てきます。
世代をつなぐワークショップとなりました!
この交流風景、ぜひ番組でも見てみてくださいね!
介助というのは、必要とする人に適切な方法で行ってこそ意味があります。
本人のニーズを把握して、できる限り「できない部分」だけを手伝うことが大切です。
そのためには、コミュニケーションをよくとり、相手の方のことを観察して、
よく理解することから始めましょう!
介助の場面は高齢者の方と接する大切な機会です。
生活体験を話題にしてコミュニケーションのきっかけにするなんてどうですか?
2008年6月、都立つばさ総合高等学校で「高校生環境サミット」が開かれました。
全国の高校や大学、企業と交流して、環境について考え、生活に生かそうというものです。
2002年環境教育に取り組もうと、生徒の発案で始まりました。
アイデア満載の発表や体験コーナーを通して、交流を広げる機会にもなっています!