高校講座HOME >> 家庭総合 >> 第1回 家庭科学習と日々の生活
いよいよ始まります家庭総合!
進行役は鈴木コウタくん。
リポーター役は、この春高校を卒業したばかりの虎南有香ちゃん。
一年間よろしくお願いします!!
さて、この家庭総合では、毎回のテーマをミニドラマで紹介します。
今回のお話はどんなものでしょうか?
「家庭科シアター」の主人公・池田純くん。
実は結構家庭科好きです。
そんな純くんは、ある朝、ワイシャツに醤油をこぼしてしまいました。
そこで、汚れた部分を切り取ってきれいな布を縫い付けることにしました。
今朝はお母さんがいなくて少しピンチでしたが、なんとか切り抜けられたようです。
家庭科シアターの中にも「家庭科」がたくさん出てきます。
まだ見ていない人はこのweb上で動画も見られるのでチェックしてみてくださいね!
家庭科で学ぶことは、生活に役立つし、これから生きていくうえで欠かせません。
一年間、それらを楽しく勉強していきましょう!!
生活を振り返ってみると、様々な側面が見えてきます。
今回はコナンちゃんが自分の一日の生活をリポートしてくれました!
この日は休日だったコナンちゃん。
ゆっくりとごはんを食べた後は、お友達と待ち合わせをしてお出かけしたようです。
その後はお母さんと市場へ夕ごはんのお買い物へ行きました。
これはコナンちゃんの一日を表にしたものです。
まず、一日で食生活の占める割合が高いことがわかります。
では、ここで視点を変え見直してみましょう!
例えば、
朝食に注目すると、作ったときに出るゴミはどうするのでしょうか?
これは環境問題につながっていますね。
また、友達と将来について話したことは生活設計に関わってきます。
買い物で気に留める原産地や価格などは消費者としての問題に関わってきますね。
そして、夕食も栄養ではなく誰と食べるのかに注目すると、家族やコミュニケーションの大切さ
につながっています。
普段なかなか気付かないかもしれませんが、
生活を、視点を変えて見てみると、いろいろな人やものとの関係が見えてくるはずです。
家庭科の勉強はまずここからです!!
家庭科の特徴は、
体験を通して人との関わり合いを考えながら、いろいろなことを学ぶことです。
高校生の頃は、まだまだ周りに頼って生活している部分も多いですが、
将来に向けて、失敗してもいいので自分でいろいろなことをやってみましょう!
今回は、家庭科で学んだことを実際に生活に生かしている、
岐阜県立大垣桜高等学校の川崎由佳さんを訪ねました!
川崎さんは家庭科の授業で行われたホームプロジェクトという課題に取り組みました。
ホームプロジェクトとは、学校での学習を生かして、生徒が普段の生活の中から
自発的に課題を見つけて改善していくという学習方法です。
そのとき、川崎さんが行ったのは「朝ごはんの改善」です。
川崎さんの立てた目標は次の3つです。
・市販の加工食品に極力頼らない
・朝の時間に手間暇かけない
・栄養バランスよく
この計画をもとに、まず実践したものの一つが手作りのマーマレードジャム。
そして前日の残り物を利用した混ぜご飯です。
この取り組みに、おばあちゃんやお母さんも大喜びです。
家族みんなでいろいろなレシピを作り出したそうです!
さて、川崎さんのこの活動がうまくいったのはなぜでしょう?
秘密はPLAN, DO, SEEです!!
Plan=目標を定めて計画し、
Do=実践し、
See=やったことを振り返る
この3つのステップが大切です。
川崎さんの例で言うと、次のようになります。
See=朝食の問題点を見つける
Plan=栄養バランスだけでなくお母さんの負担を減らすことも考える
Do=生活の中で実行する
See=体験を検証する
こうして、体験や活動を通して学んだことを身につけていくのです。
さて、コナンちゃんはこの4月から一人暮らしをスタートさせました。
この番組では、その様子を一年間追いかけて、その成長をリポートします!
今回はその準備。引越し準備中のコナンちゃんを訪ねました。
さて、コナンちゃんの一人暮らし、この後どうなる!?
さて、自立とは何だと思いますか?
高校生の多くは親と一緒に住んで、
経済的にも精神的にも周りに頼りながら生きているのではないでしょうか。
しかし、いずれは進学や就職をして自立していかなければなりません。
家庭科は、そのときに必要なことを学ぶ教科でもあります。
番組では高校生のための「自立度チェック」をおこないました。
Yesが8個以上なら合格です!
この回の学習メモにも載せてあるので、みなさんもやってみてくださいね!
この自立度チェックは、
・1人で生活できる力
・衣食住に関わる技術
・社会への関心
・環境への配慮
・お金について
・人との関わり
・将来設計
などがチェックのポイントになっています。
そして、これから学んでいくテーマですが、
衣食住に関わる技術、家族や幼児や高齢者などとの人との関わり、消費生活など、
幅広いものとなっています。
食の安全や少子高齢化など、家庭科は現代と直結した問題ばかりです。
それでは次回もお楽しみに!!
家庭総合では、毎回全国のホームプロジェクトや学校家庭クラブの活動を紹介します。
今回は福島県立双葉高等学校です。
この学校の学校家庭クラブでは、定期的に近くの老人養護施設を訪問しています。
今回用意したのは、重さも感触も本当の赤ちゃんそっくりの人形です。
とても楽しい時間となりました。
※ 現在、福島県立双葉高等学校のみなさんは
東京電力・福島第一原発事故のため、避難されています。