ヨーヨーをやっている人の気持ちは、ヨーヨーをやっている人にしかわかりません。
ヨーヨーに引き込まれる人の気持ちは、ヨーヨーに引き込まれた人にしかわかりません。

例えば一概に「絵が好き」と言っても、絵を描きたい人の気持ちと、絵を集めたい人の気持ちは別なのです。

 
これはなんにでも当てはまることで、
手先が器用な人の気持ちは、手先が器用な人にしかわかりません。
手先が不器用な人の気持ちは、手先が不器用な人にしかわかりません。

でも、手先が不器用な人は、手先が器用な人の気持ちも、不器用な人の気持ちもわかると思うのです。
「何か物事を教える」という時、たとえ自分が不器用でも、その物事についてしっかり学習していれば、相手が器用だろうと不器用だろうと関係がないのです。
そして不器用な人は、器用な人がつまづかなくても、不器用な人ならつまづいてしまうところに気付ける……という点がある以上、むしろ不器用な人の方が「何かを教える」という時に武器になるのかなーと思います。

 
なにより、このように『デメリットにしか見えないことをメリットへと転換する』ことが、人間の最大の武器なのかなーと思います。
「手先が器用」だということを、相手に教えることも含めて「手先が器用」というならば、この話は崩れてしまうのですが、それはご愛嬌。

「あいつはスゴイことをやっているに違いない」
初っ端にそう観客に安心感を持たせることが、盛り上がるフリースタイルというものなんだと思う。

世界大会、Ustreamを見ていた方も、参加されていた方も、お疲れ様でした。
今回は1つのフリースタイルについて、徹底的に解剖してみると面白いよという記事です。
技術や構成力などに対して品評とかをし出すと揉めるのは目に見えているので、ソフトな感じです。

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1つのフリースタイルに対して、この演技にはどのような意味が込められていたのか、あの動作の意味は、ヨーヨーのセレクトの意味はなど……要するに「コンセプト」を考えるのって、意外と楽しいものです。……自分だけではないと信じたいところ。一見何もないように見えても、じっくり見れば意味があるか、意味があるように見えてきますし。「道ばたの石から百を学べ」とはよく言ったものですな。

……今回の取り扱うジェンセン・キミット選手のフリースタイルを「その辺にある石ころレベルだ」などと中傷している訳ではありませんので、ご注意をば。

※ここから先は、本当に勝手な憶測です。ジェンセン・キミット選手自身がどこかに真実を書くことを祈りつつ、読みかけの推理小説を推理している人を見るような、寛大な心でお読みください。
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どれだけ満を持しても、事がうまくいくとは限らなくて。
それはどんな小さなことでも、大きなことでも共通で。

楽しくない学校だったり、
面白くない授業だったり、
試験のヤマが外れたり、
食べ物に当たったり、
思い通りのツモがなかったり、
好きな子に手作りの弁当を渡せなかったり、
良くできたと思ったのにこの程度かと叱責されたり、
不治の病に侵されたり、
常に誰でも何事にも、理不尽のリスクがあって。

だから誰しもがその理不尽を受けるリスクを回避するために、理不尽を軽減するために常日頃努力をしていて。
でもそのリスクを下げていくうちに、自分は理不尽が降りかからない人間なんだと勘違いしだして、いざ理不尽を被ると、なんで俺がこんな目にと言ってしまって。
それは唐突に喰らうと、本当に洒落にならないくらい強烈なものもあって。
その後の人生を左右しかねないくらいのダメージだって、あるかもしれなくて。

結局、「『うまくいかない可能性』は絶対に消えない」ということを、常に頭の中に置いておくことがとても大事なんだなと、2008年の世界大会の時に、優勝を狙ったフリースタイルがボロボロだった時に思い知らされたのを、よく覚えている。その後、「もうどうにでもなれ」と開き直ったら、次の年の世界大会はやたらとうまく決まったのは、すでにこのブログに書いたとおりで。

理不尽を被った時、まずはそれを本当に理不尽だったのかを考えて、次に対策を講じて、それが無ければ、最終的には開き直る。……この3ステップを綺麗に踏めなければ、その後の人生は、良い方向に向かない。多分。
ふらりと電車に飛び込んでしまった人達は、このステップを踏み外した。多分。

挑戦者で居続けるためには、この「理不尽を受け入れる覚悟」が絶対に必要で。
その覚悟を持った人達が、王者を狙い、争う。
それが大会。全国大会。世界大会。
誰が出場者であろうと必ず、誰かが泣いて、笑って、人生が変わる瞬間で。

 
自分の成し得る全てをつぎ込んだ人達が、どうか全員、自分にとって満足できるフリースタイルをできますように。

好きな事をできるようになるより
苦手な事をできるようになるほうが楽しいんだなぁと痛感する

とりあえずメモ書き

・ヨーヨーの軌道は最短ルートを通る
・ウィップ、ラセレーション、スーサイドは輪っかの先で引っ掛ける

詳しい意味は後日

「誰も出来ない」と「誰もやらない」は違う。
「誰も出来なかった」と「誰もやらなかった」は違う。 
「新しい」と「難しい」は違う。 続きを読む »

ヨーヨーを始めたのも、(1998)
ヨーヨーにのめりこんだのも、(1998)
ヨーヨーをやめたのも、(2001)
ヨーヨーを再開したのも、(2004)
ヨーヨーで優勝したのも、(2008)
ヨーヨーが発売したことも、(2009)
ヨーヨーが仕事になったのも、(2010)
全部突然やってきた。

どうやらヨーヨーは、続けてみる価値はあるようです。
辞めずに続けてください。とくに小・中学生の皆さん。
ヨーヨー以外でも同じだけど。

ヨーヨーを教える、という立場。
それは要するに、老若男女どんな人であれ、少しでもヨーヨーに興味がある人を、ヨーヨーの世界に押し上げていく仕事。

そうしてヨーヨーを教えた人は、最終的には自分の元を離れていく。

周りは何事も無かったかのように静まりかえって、そしてまた新しい人がやってきて、また巣立っていく。

ヨーヨーの世界にこうして住人が増えていくことが、たまらなく嬉しい。

自分は、気楽な立場で好き勝手にヨーヨーを楽しみ続けている。
自分が裏方向きだと踏んでこの道を選んで、正解だと思う瞬間。

世界チャンピオン期間と、いまの期間。
気持ちとして落ち着いているのは、完全にいまの方。
やはり俺に、世界チャンピオンという地位は**たのだ。
俺は俺なりのタイトルの使い方を探せば良い。

地に足がついたか。
最近、やっとそんな気がしてきた。

ヨーヨーのトリックには、実は2通りに分けられます。

1.強くスリープさせた方が良いトリック。
2.弱くスリープさせた方が良いトリック。

使うヨーヨーによって、ですが。ヨーヨーを1つに統一すれば問題なし。
例えば、エレベーターやブランコ、ジャイロは1。プラネット・ホップやタイム・ワープ、ブレイクアウェイは2ですね。また、オートリターンの機種において、グラビティ・プルは2とか。
初心者の人にトリックを教えるとき、「トリックによってちょうどいい投げる強さは違う」と教えてあげると、飛躍的に成功率が上がることがあります。

管理人紹介

名前:キドシンヤ

好き:うまいもの
他に:ピスタチオ
他に:うまいぼう
他に:ラーメンズ
嫌い:かふんしょ

2009年ヨーヨー世界大会チャンピオン。

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