2011年7月30日 19時29分 更新:7月30日 20時46分
竹島(韓国名・独島)の玄関口にあたる鬱陵島(ウルルンド)の視察を計画している自民党の新藤義孝衆院議員は30日、国会内で記者会見し、予定通り8月1日に訪韓する意向を表明した。韓国政府が事前に入国拒否を通告したことについては「韓国政府は外国人の安全と自由な通行を確保する責任がある」などと反論した。
韓国の出入国管理法は、国の利益や公共の安全を害する行動をとる恐れがある者らの入国を禁止できると定めている。新藤氏は「竹島に関する展示(資料)が鬱陵島に集中しており、視察は韓国側の主張を知るため。日本の国会議員が議員視察として出ていく活動が公共の安全を害する行為と見なされるのは絶対に受け入れられない」などと述べた。
新藤氏以外に、自民党の稲田朋美衆院議員、佐藤正久参院議員も入国を計画している。【佐藤丈一】