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2011年9月28日20時44分

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急降下トラブル、全日空系機ほぼ裏返し 運輸安全委調査

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【動画】ANK機、一時ほぼ裏返しに=運輸安全委員会提供

図:エアーニッポン機 急降下の流れ拡大エアーニッポン機 急降下の流れ

図:ボーイング737―700型機のコックピットの操作パネル拡大ボーイング737―700型機のコックピットの操作パネル

 全日空系のエアーニッポン(ANK)機が静岡県沖を飛行中に約1900メートル急降下したトラブルで、機体が一時ほぼ裏返しの状態になっていたことが運輸安全委員会の調査で分かった。後藤昇弘委員長が28日の定例会見で明らかにした。乗客にけが人はなかったが、専門家は「通常ではあり得ない状態」と指摘。運輸安全委も「重大な事故につながりかねないトラブルだった」としている。

 トラブルが起きたのは6日午後10時50分ごろ。副操縦士が、トイレから戻った機長を操縦室内に入れるために扉を解錠しようとした際、誤って尾翼のかじを動かすつまみを操作、機体の姿勢が崩れたとみられている。

 運輸安全委が同機のデジタル飛行データ記録装置(DFDR)を解析したところ、高度約1万2500メートルを飛行中、副操縦士は機首を左に向けるように、つまみを2度回転させていた。機体はわずかに右に傾いた後、左に傾きながら機首を下げて急降下。機体の左側面が真下を向くまで傾いた後、機首を35度下に向けてほぼ裏返しの状態になった。

続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます

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