ジャニー喜多川氏が顔写真解禁　ギネスブックのため極秘撮影

　ギネス・ワールド・レコーズ社から「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」として認定されたジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏（７９）が２４日、東京ドームで会見し、初めて喜びを語った。顔写真も初めて解禁した同氏は「生まれたときからショービジネスをやって２００年くらい生きてる感じ。来年は海外でもショーをやりたい」と宣言した。この日は同所で人気グループ「Ｈｅｙ！　Ｓａｙ！　ＪＵＭＰ」が公演を行い、快挙を祝福した。

　偉業がギネスに認定されたのを受け、ジャニー氏が神秘のベールを脱いだ。これまで伏せていた顔写真を初公開。日本版のギネスブック以外で掲載されている野球帽にサングラス姿だ。

　「ビートルズの４人の中にサングラスのマネジャーが写ってるのを見て以来、タレントと一緒に写真を撮るのはみっともないと思ってたんだけど。ギネス側から必要だと言われたので撮ってもらいました。週刊誌に昔の変な写真を載せられるのも嫌だしね」。撮影は今年の早い段階に、２００人ほどのジャニーズＪｒ．に周りを囲まれながら極秘に行ったという。

　ギネスでは「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」の２部門が認定された。フォーリーブス、郷ひろみ、近藤真彦、田原俊彦、少年隊、光ＧＥＮＪＩ、ＳＭＡＰ、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ、嵐ら、まさに星の数ほどのスターを育てたばかりでなく、「ＳＨＯＣＫ！」「ＰＬＡＹＺＯＮＥ」などのヒットミュージカルも手掛けた。「外国は同じものの繰り返しが多いけど、僕はいろんなタレントによって進化してきた。日本のショービジネスは負けてないですよ」と胸を張った。

　仕事への情熱は「カバン運びをしていたころ」から変わらないという。「生まれたときからやってるような気がしてならない。８０年間はあっという間。２００年くらい生きてる感じ。僕にとっては１日２４時間じゃなくて３０時間くらいですから。まさに『ショウほど素敵な商売はない』です」と自身の半生を名作映画のタイトルになぞらえた。

　７月には都内の自宅マンションに男が侵入する事件に見舞われたが「一刻も早く引っ越したいです」と冗談の口ぶりも軽やか。つい先日も高級な生卵を２個食べ、パワーをつけたという。

　「来年も記録を作って３部門に挑戦したい」と話すジャニー氏の、次なる夢は海外進出。「命ある限り外国でやってみたい。日本でやってきたことを翻訳してラスベガスで『ジャニーの世界』的なショーもしてみたい」と野望は広がるばかりだ。

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