脂肪幹細胞(Adipose tissue derived stem cell:ADSC) は、2001年、Cytori Therapeutics(サイトリ・セラピューティクス)社 の創始者である Dr. Marc Hedrick によってその存在が明らかにされた脂肪組織中に存在する体性幹細胞です。
特定の細胞に変身(=分化)する能力をもっています。
変身する前(=未分化)の状態においては、自らを複製する能力を持っています。
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セルソース(細胞源)の中でも、脂肪組織は他のセルソース(細胞源)に比べて、幹細胞が発生する頻度が圧倒的に高くなっています。これは脂肪組織に含まれる幹細胞の量がとても多いことを示しています。同時に脂肪組織からは、培養をすることなく幹細胞を確保することができ、新鮮な幹細胞としてすぐに使用できることも大きな特徴です。
セルソース | 幹細胞の発生頻度 | 高密度の幹細胞を確保するための培養 |
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骨髄 | やや高い | 場合によって必要 |
皮膚 | 高い | 必要 |
臍帯血 | 非常に低い | 必要 |
胎盤 | 未確認 | 必要 |
骨格筋 | 高い | 必要 |
脂肪組織 | 非常に高い | 不要 |
羊水 | 未確認 | 不要 |
脂肪組織に新鮮な幹細胞を添加し、脂肪組織の残存量を比較したところ、6ヵ月後、9ヵ月後では添加しなかった場合と比べると約2.5倍の残存量を示しています。
(同系マウス実験による比較)
聖心再生医療センターでは、幹細胞を理用して豊胸や若返りなどの再生医療施術を行っています。
豊胸術 | セリューション™豊胸術(脂肪由来幹細胞移植) |
アンチエイジング | セリューション™若返り術(脂肪由来幹細胞移植) |
ヒップアップ術 | セリューション™ヒップ注入術(脂肪由来幹細胞移植) |