6/22(月)~24(水)にかけて、6年生は能登町(旧内浦町)にある能登少年自然の家で宿泊体験を行ないました。子どもたちにとってこの宿泊体験は、小学校生活の中で最も思い出に残る行事と言っても過言でなく、それだけに当日までの様々な準備の場面で、子どもたちからは待ち遠しさと、絶対に楽しい合宿を創りあげたいという気迫じみたものが伝わりました。我々教員も、そのような子どもたちの姿に大変楽しみな思いをもって、いよいよこの日を迎えたのでした。
しかし前の週の週間天気予報では、日を追うごとにこの期間の予報が悪くなっていき、ついには3日連続雨マーク・・・。当日朝の予報になると梅雨前線の北上により大雨が予想されており、またそのとおり朝7時前に私が家を出たまさに瞬間、最初の雨粒が道路に落ち、それまで乾いていた路面には見る間に水たまりができていくのでした・・・。ここでの一縷の望みは、翌日以降の雨マークが、曇りがちながらも晴れそうなマークに変わっていたことです。せっかくの海辺での宿泊体験、何とか野外活動をさせてあげたい!その思いは天に通じるのでしょうか!?
ということで、無情の初日。本来は到着後、お昼から『海洋活動』を行なうはずでしたが、急遽『海藻ハガキ作り』に変更です。とは言え、これはこれで雨天時にしか体験できないメニューであり、そのことを子どもたちにも自分にも言い聞かせながら、気持ちを切り替えます。まずは水にぬれた状態の海藻をハガキに載せ、広げて形を整えていきます。特徴的な色や形をした様々な海藻から気に入ったものを選んで、自分なりに配置を工夫します。その後は押し花作りと同じ要領で、新聞紙の間に挟んで重しを載せます。半日に一度くらい新聞を換え、すっかり乾いたら出来上がりです。上手く海藻を広げられていないと、乾いた後ではがれてしまったりするそうですが、おうちに持ち帰ったハガキはきれいに仕上がっていましたか!?
夜。雨はますますひどくなり、『キャンプファイヤー』の予定も『キャンドルサービス』に変更となりました。しかし、勇壮なキャンプファイヤーとはまた違って、キャンドルサービスには荘厳とした美しさがあり、これはこれで十分魅力的な活動であると感じます。体育館での活動なので、各クラスの出し物においても音響や照明が使いやすく、そういった面でも結果は良かったと思っています。
その出し物は、歌やダンス、劇にクイズと、どのクラスも子どもたちの工夫がいっぱいにつまった素晴らしいものでした。本気で笑ったり、感心したりしてしまうものも数々あり、6年生の頼もしさ(?)を実感させてもらいました。
こうして、宿泊体験1日目の夜は更けていきました。外は未だ雷雨・・・明日は夏の日差しで目覚めたいなぁ。果たして??(6-2担任 宮岸 記)