ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが10月4日にカリフォルニア州クパチーノの本社で記者発表イベントを開催することを明らかにした。スマートフォン(高機能携帯端末)「iPhone(アイフォーン)」の新型機を発表するとみられる。
同社は2007年のiPhone発売以来、毎年6月ごろに新型を発表してきたが、iPhone4を発表してからすでに15カ月になる。次期モデルをめぐってはブログや通信社が連日、ハードウエア部品メーカーやケースのデザイン会社などから得た情報として、断片的な予想記事を流してきた。
うわさに上っているのは、8メガピクセルカメラの搭載やバッテリー持続時間の延長、プロセッサーの高速化など。スクリーンがより大きくなり、曲面ディスプレーが採用されるとのうわさもある。過去の例をみると、発表前のうわさの約半分は当たっていることが多い。
同社は、これまで秋に更新してきた携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」のラインアップについても、何らかの発表を予定しているとみられる。
新型の発表が例年より遅れているにもかかわらず、iPhone4は好調な売れ行きを維持し、4~6月期には過去最高となる販売台数2000万台を記録。7~9月期はこれをさらに上回る見通しだ。
発表イベントの主役は会長に退いたスティーブ・ジョブズ氏の後任、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が務める見通し。ただジョブズ氏は今年、病気療養で休職している間に2回イベントに登場した。今回も顔を出す可能性は否定しきれない。
IT業界のカリスマ、スティーブ・ジョブズ氏が第一線から退くことを発表した。ジョブズ氏とアップルの歴史を貴重な映像とともに振り返る