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    新藤 通弘: 革命のベネズエラ紀行
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  • 松本 善明: 平和の鉱脈と日本共産党―国会議員33年、そこから見えてきたもの

    松本 善明: 平和の鉱脈と日本共産党―国会議員33年、そこから見えてきたもの
    著者はいわさきちひろの夫としても有名な元日本共産党衆院議員。なぜ社会党が右傾化したのかについて、その芽が実はかなり前からあったという分析は、日本共産党ならではのもの。他にも東北地方の日本共産党員市長・町長の人柄などについての紹介も。

  • アラン アマー: フォト・ドキュメント ゲバラ―赤いキリスト伝説

    アラン アマー: フォト・ドキュメント ゲバラ―赤いキリスト伝説
    伝説的な革命家としてとかく美化されることが多いチェ ゲバラですが、本書は「ゲバラが嫌いだった」という元部下なども登場させ、ゲバラも欠点が多い一人の若者だったということを、読者たちにも認識させます。ゲバラがなぜ、展望なき国際武力闘争に突き進んだのか、その過程も詳細に記述され、興味深い。

  • 不破 哲三: 私の戦後六〇年 日本共産党議長の証言

    不破 哲三: 私の戦後六〇年 日本共産党議長の証言
    反日本共産党の記事が多い雑誌で知られる新潮社からの出版には、著者本人も編集者も「意外な感じ」と言ったほど。思想的には対極にいるであろう日本共産党議長の証言を通して歴史を見直してみよう、という編集者の熱意が実った一冊だと思います。 不破氏は客観的な資料をもとに歴史を振り返り、時折自分の経験を交えることにより読者の興味を引きますが、それは必要最小限に抑制されていて、けっして押し付けがましくなっていない、というのが本書の魅力です。

  • 山田兼三: 「住民が主人公」を貫く町―続・南光町奮戦記

    山田兼三: 「住民が主人公」を貫く町―続・南光町奮戦記
    2005年10月1日に新「佐用町」として再出発を遂げた兵庫県南光町。日本共産党員の南光町長として活躍した25年間を振り返る。山田さんは、合併で後退した住民サービスを取り戻すため、また佐用町の遅れた災害対策を立て直すため、2回目の新「佐用町」の町長選挙(10月25日投票)に出馬しましたが、前回に続き惜敗しました。 本書は地方自治に携わる者としての基本を学ぶための絶好の教材です。日本共産党員以外の方々にも楽しく読んでいただけると思います。

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2011年9月21日 (水)

「花火が震災前に作られたことを知った上で“放射能が飛散”とツイートしたのですか」

 先ほど(21日午前8時35分~)、昨日の私のツイッターを読んだ日進市民(男性)から「議員は、花火が震災前に作られたことを知った上で“放射能が飛散”と書いたのですか?」という質問の電話がありました。

 その私が書いた文は
「昨日の中日に載ってた名大大学院の環境放射能の先生の「花火の放射性物質を気にして打ち上げを取りやめるのは行きすぎ…花火は当然、食品と切り分けて考え なければならない」。食品は嫌なら選ばなきゃいいけど、花火は環境に飛散するということを、この方はどう考えるのだろう。」http://twitter.com/#!/kadohara/status/115934961047048192です。(20日8時47分3秒)

 これを書いた頃には、花火が震災前に作られたことはテレビなどで報道されていました(私もメーテレの「モーニングバード」で知りました)。
 電話の男性は、「これだけ読んだ人が、『震災前に作られた花火だと報道されているのに、それも知らず、放射能が入っているかも、といまだに心配してるのか、この議員は』と思ってしまうかもしれない。140文字(ツイッターの文字制限)の中で全てを言い表すのはムリだろうと思って、議員の見解を聞きたいと思って電話させてもらった」と述べました。

  私の回答は

  1. 私が昨日これを書いたときには、昨日の朝の報道(モーニングバード)で知っていた。
  2. 問題は、それが日進市で福島県の花火の打ち上げが中止になったことが報道された後、明らかになったこと。
  3. 日進市当局が、花火が震災前に作られたことを知っていれば、そのことを十分に住民に説明できたはずだし、心配の声を寄せた市民も納得できたかもしれない。
  4. もし、日進市当局が花火が震災前に作られたことを知った上で、打ち上げ中止を決めたと言うのであれば、根拠なく福島県で製造された製品を排除したことになる。これは批判を免れない。
  5. 知らなかったとしたら、「岩手県陸前高田市の松を京都の送り火で使おうとして中止になった」という騒動の教訓は、全く生かされなかったということになる。福島県から遠く離れた岩手県の松でも問題になったのだから、福島県の花火を打ち上げるということであえば、当時、京都市に寄せられたのと同様な疑問が寄せられることは、想定しておくべきだった。その想定がなかったから、十分な説明ができず、中止せざるを得なくなった。
  6. 私は、市当局が想定すべきことをしていなかったことを問題だと思っている。
  7. 今朝の「中日」によると、日進市長は福島県まで行って町長に謝罪するという。それはお互いの意思を確認し、もし誤解があるならそれを解く機会でもあるので、行かないよりは良いと思う。しかし、日進市当局の対応のどこに問題があったのかを、市長自身が認識しないと、何について謝罪するのか分からなくなる恐れがある。
  8. 私が住む東郷町でもそうだが、日進市は学校給食の食材は「市場に出回っているから安全」と言い切っている。これがいかに論理的に間違っているかは、暫定規制値を上回った食品(牛肉、茶葉など)が市場に出回った事実を見れば、分かるだろう。こうした、“根拠のない楽観論”が、あらゆる可能性を追求しできる対策を講じる、ということができなくなった原因ではないか。

(なお、電話では話しませんでしが、日進市では宮城県と岩手県の花火が打ち上げられたことは論理的な説明がつかないため、日進市が問題の所在を理解できていなかった可能性があります。また、日進市は今回打ち上げなかった花火を検査した上で来年打ち上げるようですが、これは納得できる対応です。)

 以上のことを話すと、男性は「そこまで聞いて分かった。でもツイッターは短文だし全部を捉えずに、そこだけ捉えて、広める者もいる。これは、言葉の一部だけ捉えられて報道されることによる害もあるので、議員にも分かるだろう。ぜひ、ブログでまとまった見解を出すように」と助言してくださいました。

 昨日、私にはツイッターを通じて色々な意見・罵声が届きました。そのことで私は、今回の日進市の花火の件を捉えて「被災地対日進市」と単純化している意見が多いのが気になりました。
 このことも男性に話すと、ご理解いただけたようです。

 なお、私が「花火が震災前に作られたことを知った上で“放射能が飛散”と書いた」わけではないことは、20日9時19分9秒に書いた
「花火に放射能が混入していないのも、混入しているのも可能性でしかなかった。今朝の報道を見る限り、製造時期も去年だから混入していない可能性が高いだろ う。しかし日進市では陸前高田の松の教訓がどれだけ生かされたのだろう。混入が心配される可能性があるなら、納得してもらうだけの努力は必要。」http://twitter.com/#!/kadohara/status/115943038899073024
をご覧いただければご理解していただけるものと思います。

 なお、私が昨日ツイッターで書いたことは
http://twilog.org/kadohara/date-110920で見ることができます。

 貴重なご意見をお寄せくださった日進市民の男性には感謝いたします。

 また、私のツイッターを読み、心配する意見も多数寄せられました。ご心配をおかけしたことについては、私の反省材料とさせていただき、今後の情報発信のあり方に生かしたいと思います。

------追記------

 22日の日進市議会全員協議会で、日本共産党の坂林たくみ市議の「報道では震災前の花火だったとのことだが」という質問に、当局は実は震災後の物もあったことを明らかにしました。市民からの問合せ後に、業者に問い合わせて知ったとのこと。どうしてあのような報道になったのでしょうか?
 またある議員が「尾三消防に放射線量計があるのに使うことは考えなかったのか」と質問。当局は「そこまで思いが至らなかっ た」と答弁。花火の製造時期を後から調べるとか、検査のこととか、陸前高田の松の件で想定できたはずです。放射能の危機管理の甘さが露呈しました。以上は坂林市議の情報です。

(9月26日)


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コメント

今朝はお忙しい時間帯にもかかわらず
私みたいな者に大変丁寧な対応をしていただきありがとうございました。
議員の考えは良くわかりましたし、至極当然なご意見でした。
本当にありがとうございました。

追伸
当の日進市の議員でこの件について意見、情報を発信してる議員は悲しいかな居ないようです。
自分が一票を投じた議員の連絡先に電話しても
「本人と会ってないので分かりません」との事。
町議のように気さくに話してくれる議員が居ないのは、寂しい限りです・・・

怖い事を怖い、検査が必要な時は測定をしてと
堂々と言えない世間は実はとても危険です。

特定の機関に都合のいい情報に惑わされ、上っ面しか見ない、自分の脳みそで考えられない人間には今回の事件はただの無知で恐がりが起こした福島差別と見えるでしょうが、自分が今食べてるものが暫定基準値以下だからとうのみにしたまま食べる事と花火を安全に決まってるからそのまま受け入れる事はやってることに実はあまり差がありません。
その先にある自分たちの未来を見極める事が出来なければ、気づいた時にはもう遅いでしょう。
気になる根拠が一つでもあるなら検査、と言う事は差別や感情論などではなく実害を防ぐ人間に残されたただ一つの方法だと思い上がった人間は知るべきです。
思いやりだけでは汚染はとめられない。
汚染を分かち合ってどうする。
思いやり=汚染の平均化とは違う。
ここに何故人はいつまでたっても気がつかないのか。
怒りを向ける矛先は完全に間違ってる。
よっぽど恥ずかしい。
差別と言ってる人間は鏡で己の顔を一度見るべきですね。

日進市S様
 コメントありがとうございます。貴方からの電話がなければ書かなかった記事でした。電話のおかげで奮起できました。改めてお礼申し上げます。
 
X様
 コメントありがとうございます。怖いものを素直に怖いと言えない雰囲気、恐ろしいですね。放射能を心配すると「被災地を差別するな」という声が飛んできますが、そうした声に押されて「心配」とも言えず、誰にも相談できずに孤立している人もいるかもしれません。
 「そんなに心配するな」という意見も、結果として国の甘すぎる対応を追認することに繋がってしまいます。
 福島の汚染されたがれきを「全国に分かち合ってもらう」と言った大臣がいましたが、被害を拡大してどうするのかと思います。こちらの生活も壊してする“支援”は、支援といえないと思います。
 こうした問題では、国民同士を反目させあうことによって、東電の責任から目を逸らさせようとする議論に警戒しなければならないと思います。

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