(cache) 虫歯菌で脳出血リスク4倍 日本人の8%保菌と阪大など - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 虫歯菌で脳出血リスク4倍 日本人の8%保菌と阪大など


     ミュータンス菌の一種を投与し、脳出血の面積が広がったマウスの脳(右)と投与していないマウスの脳(和田孝一郎大阪大准教授提供)

     口の中で虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種が脳出血のリスクを約4倍に高めることを大阪大や浜松医科大、横浜市立大などのチームが突き止め、27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載された。脳出血の新たな危険因子とみられ、予防や治療薬の開発につながる成果。

     ミュータンス菌は日本人の60~70%が保菌。チームは、ミュータンス菌のうち「コラーゲン結合タンパク質」を持っている特定の菌に着目。このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌していた。発症リスクは約4倍になる計算。菌は口移しなどで母子感染する恐れもある。

      【共同通信】