岩手、堤防を最大15・5mに 百年に一度の津波想定東日本大震災の津波で破壊された岩手県陸前高田市の堤防=26日午後 岩手県は26日、津波を防ぐために沿岸部の10カ所の海岸で整備する堤防の高さを15・5~9・7メートルにすると発表した。津波の発生頻度や費用を考慮し、100年に一度の津波を想定したため、東日本大震災の津波よりは低く設定した。 震災前の堤防の高さが5・5メートルで18・3メートルの津波が押し寄せ、市街地が壊滅した陸前高田市の広田湾は12・5メートルにする。16・9メートルの津波がきた大船渡市の越喜来湾は11・5メートルとした。 東日本大震災級の津波に対しては、住民の迅速な避難を柱に、避難路や避難ビルの整備を組み合わせ多重防災型の町づくりを進めるとしている。 【共同通信】
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